⋆⸜ɴᴇᴡ⸝⋆日本ワインに風情はいらない?

⋆⸜ɴᴇᴡ⸝⋆日本ワインに風情はいらない?

季節を愛でる心は誇るべき感受性

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どのような切り口で、どのような表現で、
日本ワインを知らない方にも関心をもって頂けるのでしょうか。
なかなか手強い、考えこんでしまいますね。
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ヒトの体は、水分、タンパク質、脂質で構成される。
ブドウの粒は、果皮、果肉、種子でできている。
海外のワインが、ヒトとブドウでできているなら
日本ワインは一体、何でできているのだろうか?
 
いや、ヒトとブドウ以外に日本ワインは「特別さ」を見いだしうるのだろうか。
 
「面白そう。」「いや、なんか違いあるの?」も、どうぞ自由にうけとっていただいて構わない。
 
今回は、自然から考えられることはないか探ってみよう。
 
気候変動がさらに悪化しないかぎり、日本は四季を有する島国だ。
四季は春夏秋冬、4つの季節がある。

四季のおかげで、日本人は自然に風情をみいだす才を得た。
春は、暖かい陽に心地よく包まれながら淡いピンク色の桜をみたり、お抹茶をのんだりと、心をほっこりと和ませる。
夏は、青空に白く大きな雲と向日葵、りんりんと細くなびく風鈴の音、ぱあっと夜空を明るく彩る花火、ビビットなコントラストは、じめじめした暑さを和らげる。
秋は、山間部では木々が紅葉のグラデーションを描き、落ち葉もまたペルシャ絨毯のような色合いを帯びさせて、山を歩く楽しみを与える。
冬は、銀色の世界に誘われ、白い吐息とともに感嘆する。わが家では猫がこたつ奉行を発揮し、母は鍋奉行と化す。私は屋台ラーメンが食べたくなる。

このような風情に、希少価値があると私は思う。

昔、外国の友人に
「あなたも四季を愛でるのね。日本人の元カレもそうだった。変な意味じゃないわ。
極端だけど例えば、私はこの淡いピンク色のドーナツをみて桜みたい、春の訪れね、とか思わないの。いつでもあるし。
明度はあるけどピンクはピンクなの。
ただその、日本人は感受性豊かな国民性かな、と思っただけ」
と、言われたことがある。
やや複雑そうな表情をする友人に、
私は「アイアム・フォーシーズンズ・ガール」と返すと、「間違いないわ」と楽しそうに笑った。
 
日本人が四季を感じる。
外国人が日本人に四季を愛でる感性を感じる。
和食をおいしいと感じられる外国人なら、その感性も培われそうなものだろう。
 

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つまるところ「なんだ。結局テロワールか」、
「ストーリーづくりか」で終わらせたくない。
この境目があいまいで、微妙なニュアンスが一人でも伝わればよいなあ。
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