⋆⸜ɴᴇᴡ⸝⋆日本ワイン、皆さんには何が映る?

⋆⸜ɴᴇᴡ⸝⋆日本ワイン、皆さんには何が映る?

眼でみえるモノと考えてみえてくるコト

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今、皆さんの目の前に、
一本の日本ワインがあると想像してみて下さい。
日本ワインは、どのように映っていますか?
日本ワインの今を、どのように捉えますか?
日本ワインの未来を、どのように描きますか?
100人いれば100通りの答えがきっと出てくるはず。
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日本ワインの【表と裏】を考えるきっかけは、
あるワイナリーを営む造り手の顔がみえる記事だ。

日本人が外国の地でワイン造りを1から学び、
帰国後、更地からワイン造りを始める。
汗水垂らし、ぶつかり合いや失敗こそあったが、
試行錯誤の末にワインを作り上げていく…

記事では、買う側には見えない裏側に焦点をあて、
人生の節目を季節の移り変わりと共に綴り
読み終わると造り手の顔が浮かび上がる。
ーーこういう記事が減っているなと寂しさを感じるのは私だけだろうか。

自らワインを造りあげていく一連の流れは、
いわゆる造り手がワイン造りに捧げた人生を物語り、泥臭いが洗練されたストーリーとして美しく昇華される。
家が燃えがちな『北の国から』の不運なストーリー展開とは一線を画している。

私は割とそのような制作秘話を知ることが好きで見聞きする一方で、またかとやや冷める場面が時折あることも確かだ。

一見、ストーリーは裏側にあるようにみえるが、実はよく見聞きするような内容だった…
と気づけば、途端に好奇心のバロメーターが下がってしまう。

一例に、働く母がつくったお弁当についての実体験を挙げよう。

当時、中学生の私にとって母がつくるお弁当は、
艶々のイカ天がのる海苔弁当だった。
ーーこれが、とても美味しい!

ある朝、その美味しさの秘密を探ろうと、苦手な早起きをした。
母は手際よく、ご飯、カツオ、マヨネーズ、海苔を順にのせていき、
最後に、電子レンジから出てきたイカ天を乗せてーー蓋を閉めた。

「え、お母さんそれ…」
「これ好きでしょう〜 あ。もう一本ほしい?」

その瞬間、私はフリーズした記憶を今でも鮮明に覚えている。恐るべし、冷凍クオリティ。
母への感謝を除き、
イカに秘伝のタレをかけるなどといった、
私が描いていた特別な何かはなかったのだ。

話をもどすと、
特別さの欠けた、造り手◦主人公だけ変わる既存のストーリーラインでは財布は緩まない。

従来、売り手がワイン舞台の裏を見せながら
買い手にストーリーへの共感を誘うやり方は、
売り手同士で模倣され飽和した戦略であり、
批判的にみれば時代遅れになりつつある。

ある都市部では、連日お客を集めるコト体験が実施されている。
某百貨店の地下でワイン用ぶどうを潰し〜ワイン造り体験をして、当日中に自家製ワインを量り売りでワインを購入することができる。

このように、従来の釣り方とは異なる画期的な工夫がされることがない限り、
買い手は「検討します」の社交辞令だけ残し、早々に売り場から去ってしまう。

【裏】では、着目されにくい『日本ワインの魅力とは何か』にスポットライトがあたることに期待したい。

前回投稿したブログと関連するが、
日本ワインを和食と合うペアリングとして優位性をもたせる方法は機能しうるのだろうか。

ミシュランにも認知され
外国人にも人気な和食が、
日本産の、日本ワインと共に楽しめる。

この方向性が妙にしっくりきているのは、おそらく私だけだろう。

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生産地や造り手のストーリーがワインの付加価値として許容された風潮に、時には冷たい目線を送ることは、常識を疑い、今日より良い明日を目指す上で大事なのではないかと…ここではあえて…そう思います。
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