岡山県新見市の哲多(テッタ)町。
前回のコラムでご紹介した『ドメーヌ・テッタ』に代表されるように、近年この界隈にワイナリーが増えています。
今回ご紹介するのは、その同じ町にある『岡山ワインバレー』。
ファーストヴィンテージが2015年の、小規模生産のワイナリーです。
特徴的なのはそのブドウ品種。なんとサンジョベーゼとネッビオーロを栽培しています。しかもそれらを混醸するという、なんともユニークなワイナリー。
しかし、一部の日本ワイン通な飲食店では、すでに人気となっているこちらのワイン。
いったいどんな人物が、どのように作っているのでしょう。
代表の野波氏にインタビュー
石灰岩からくるミネラル感が秀逸
岡山ワインバレーのワインは、イタリア系品種がインパクトがあるため、赤ワインに目が行きがちです。
しかし、白ワインにもぜひ注目していただきたい。
哲多町は、鍾乳洞が点在し、それを構成する石灰岩土壌がその特徴のひとつです。
岡山ワインバレーの畑の一つは、その石灰岩の上に、さらに赤土が混じり合った特徴のある土質。
インタビュー中にもあるように、その畑で栽培されるシャルドネから作られるワインは、まさにその石灰からくるミネラル感をしっかりと感じ取ることができます。しかし、嫌な押し出しではなく、バランスのよいフィーリング。
この地域のワイナリーが打ち出すシャルドネなどの白ワインは、これからますます目が離せません。
岡山県新見市は、ワイナリーはもちろん、鍾乳洞などの観光スポットもいろいろとあります。
ぜひいちど足を運んでみてください。
日本ワイン.jp ★ ディレクター★
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