ワイン造りを専門家に学びたい方、ワイン造りのスキルアップを目指したい方、将来的にワイナリー設立やワイン産業への就職に興味がある方、日本ワインの歴史や文化に興味がある方に朗報です！

8月24日、茨城県牛久市にあるワイナリー牛久シャトーにて、ワイン造りを本格的に学べるアカデミーが開講します！

明治36年（1903年）、日本で初めて本格的なワイン醸造場として、神谷伝兵衛により建設された牛久シャトー（茨城県牛久市）は、近代化産業遺産に認定、国指定重要文化財に指定されています。また、そのワイン造りのストーリーは、山梨県甲州市とともに日本遺産「日本ワイン140年史～国産ブドウで醸造する和文化の結晶～」として認定されています。

かつて、アカデミー的役割や社交の場としても活用されていた牛久シャトーにて、日本ワインの歴史や文化、ワイン造りを学べる「日本遺産日本ワイン140年史ワインアカデミー」。どのような内容か、早速見ていきましょう！

プロフェッショナルの“本音”と“技”に触れる！安蔵光弘氏をはじめスペシャルな講師陣

いばらき大使 安蔵光弘氏を筆頭とした魅力的な講師陣が名を連ねるカリキュラムは、日本ワインの歴史や栽培、醸造、新規ワイナリー立ち上げ、PR、周辺知識などが一通り学べる内容となっています。
そして、各講義はそれぞれの分野の最前線で活躍するスペシャリストが担当します。

たとえば、広島県三次市のVinoble Vineyard代表横町崇氏からは、年間の畑作業からや仕立てや剪定実習、ブドウの病気やウイルスなど栽培まわりのことを実践的に学べます。
クローンマニアとしても有名、そして全国様々なワイナリーのコンサルタントとしても活躍する彼の指導を直接受けられる機会は大変貴重です。

醸造の講義を担当するのは、茨城県牛久市とともに日本遺産として登録されている山梨県甲州市の、現存する日本最古のワイナリーまるき葡萄酒の醸造責任者安田政史氏や、メルシャンコンサルティング事業チームから田村隆幸氏など、こちらも豪華な面々。

また、テイスティング講義には、アジアNo.1ソムリエのReeze Choi氏（香港）が来日予定！

その他、ワイナリー立ち上げについてや、テイスティング、チーズとペアリングの講義なども予定されています。
もちろん、安蔵氏自らが教壇に立つ日も予定されています。

東京から約一時間！日帰りで本格的なワイン造り教育の場にアクセス！

アカデミー会場となるのは、明治36年（1903年）に建てられた、日本で初めての本格的なワイン醸造場である牛久シャトー。
2007年11月には経済産業省より「近代化産業遺産」に認定、2008年6月には国の重要文化財に指定されたほか、2020年6月に「日本遺産（Japan Heritage）」に認定されるなど、その歴史的価値の高さが広く認められています。

牛久駅へは東京駅から常磐線で約一時間、牛久駅からシャトーまでは徒歩8分です！
駐車場もございますが、カリキュラムによってはテイスティングも行いますため、ぜひ公共交通機関でお越しください。

シャトー内には、ワインの貯蔵庫を改装した煉瓦造りのレストランがあります。こちらも重要文化財に指定されています。
シャトーではビールも醸造しています。講義後はこちらで牛久シャトーのビールやワインでクラス会も素敵でしょう。

一流の知見が詰まった実践的プログラム

カリキュラムは、ワインを造ってみたい！実践的に知りたい！という人に寄り添った内容。
シャトー敷地内に、圃場や醸造所、研修室、レストラン全てが揃っているため、座学だけに留まらず、畑に出てブドウや土に触れる機会も。
また、世界的なソムリエから学ぶテイスティングや、チーズ職人によるテイスティング付き講座なども付いた充実の内容です。
そして「日本遺産（Japan Heritage）」に認定されている、日本ワイン140年史も学べます。

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＜カリキュラム（予定）＞

8月24日
・オリエンテーション
・ワイン概論／ワインづくりの考え方（講師：安蔵光弘氏（いばらき大使））
9月7日
・日本ワイン140年史概論
・日本ワイン140年史と牛久シャトーの歴史
9月21日
・チーズの基本／ワインペアリングについて（テイスティングあり）（講師：川田訓氏（フロマジュリーつくば）・磯部美由紀氏（日本ワイン.jp））
10月19日
・赤ワインの製造工程／白ワインその他の製造工程／ブドウの成分・ワインの成分／SO2について／酵母とアルコール発酵／MLF発酵について／ワインの発酵管理について（テイスティングあり）（講師：安田政史氏（まるき葡萄酒））
11月9日
・テイスティングの基礎講座（テイスティングあり）（講師：Reeze Choi氏（Sommelier））
11月23日
・ワインの熟成について／ワインの安定化と清澄について／ワインの濾過について／基礎分析実習（講師：田村隆幸氏（メルシャン））
12月7日
・ワイン産業都市ボルドーで暮らして感じたこと／新規ワイナリーの立ち上げについて（講師：安蔵正子氏（Cave an））
12月21日
・日本の土壌について／主要品種と栽培方法／畑の設計および苗木の植付け／年間の畑作業（講師：横町崇氏（Vinoble Vineyard））
1月25日
ブドウの病気やウイルス／害虫および生理障害について／仕立てと剪定方法（実習あり）（講師：横町崇氏（Vinoble Vineyard））

2月（日程調整中）
・酒税法・果実酒等の製法品質表示基準について
※一部変更の可能性がございます

※講師スケジュールは事前に十分調整のうえご案内しておりますが、やむを得ない事情により変更が生じた場合には、速やかに事務局よりご連絡差し上げます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

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選べる受講スタイル！

アカデミーに興味はあるけれど、どうしても日曜日に牛久シャトーまで通う時間が取れない・・・という方向けにオンラインコースも用意されています。
オンラインのため、テイスティングワインや実習はありませんが、好きな時間にご自身のペースで受講できます。

講座概要

会場：牛久シャトー　（茨城県牛久市中央3-20-1）
開講日：2025年8月24日
終了日：2026年2月（予定）
開催日：隔週日曜日　12:00〜16:00　22回
受講料：
◾️対面での受講　：50,000円（税込）
※オンライン視聴も可能
◾️オンラインのみ：30,000円（税込）
※テイスティングワインおよびチーズ、実習は付きません

主　催：ワイン文化日本遺産協議会
協　力：オエノンホールディングス（株）、牛久シャトー（株）、（株）Vino Como

申し込みはこちら

定員：対面での受講：20名（定員を超えた場合は抽選となります。オンラインは定員がありません）
申込〆切：8月3日（日）23：59
グーグルフォームでお申し込みください。
https://forms.gle/cjGz2ywx8CYAdpzd6
＊20歳未満の方はお申し込みできません。
＊ご応募にあたってご提供いただいた個人情報は、本事業を運営する目的以外に利用することはありません。

さいごに

これだけ魅力的な内容で、受講料50,000円（税込）とは、ワインを学ぶスクールとして破格の料金設定ですね。
令和7年度文化庁文化芸術振興費補助金（地域文化財総合活用推進事業）の補助を受けて、企画・運営されているプロジェクトだからこそ実現した受講料とのこと。

ワインのことはわかってきたけれど実際の”栽培”や”造り”など実践的内容を一度プロに学んでみたい方、すでにワインを造っているけれどさらなるスキルアップをはかりたい方、一緒にワインを学ぶコミュニティへ参加したい方、日本遺産や歴史を学びたい方、日曜日を有意義にすごしたい方！！

ぜひご検討されてはいかがでしょうか。

【日本遺産日本ワイン140年史ワインアカデミー公式】
https://japan-wine-culture.jp/event/detail/51/