日本ワインで赤ワインと言えば、やはり「マスカット・ベーリーA」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

そのMBA(マスカット・ベーリーA)は、新潟県にある「岩の原葡萄園」の創設者である「川上善兵衛」氏が開発した、日本固有のブドウ品種なんです。

今回は、川上善兵衛さんの足跡と共に、現在の「岩の原葡萄園」の魅力をお伝えします!

 

130年の歴史を持つ葡萄園

岩の原葡萄園には130年の歴史があります。
そこには川上善兵衛さんがワインづくりに情熱を燃やし、地域との共生を目指した深いストーリーがありました。

広報の今井さんの語りで綴る、ワイナリーツアーをお楽しみください。

 

果てしない回数の品種交雑から生まれたワイン

川上善兵衛さんは、1万311回もの品種交雑を行い、その中から「マスカット・ベーリーA」をはじめとする優良22品種を世に送り出しました。
そんな気が遠くなるような果てに辿り着いたブドウから生まれた、岩の原ワインの数々を、営業部の藤井さんの語りと共に、ぜひ味わってみてください。

 

地域と共生し、未来を創る新しいチャレンジ

川上善兵衛さんは、地域との共生を重んじていらっしゃったとのこと。
その魂は、現在の岩の原葡萄園にも受け継がれ、新たな取り組みをされていらっしゃいました。

越前高田に広がる広大なお米の田んぼですが、高齢化や後継者不足のために、耕作放棄される田んぼもあるそう。
その田んぼを再利用しようと、新たな試みにチャレンジされています。

収穫量の確保の側面も担うこの取り組みに、これからますます目が離せません。

 

川上善兵衛さんの魂を感じるワイナリー

日本ワインの父として名高い「川上善兵衛」氏。

文字情報としては分かっていたものの、いざその土地を目の当たりすると、豪雪地帯である越前高田の厳しい冬の環境下でブドウ栽培の大変さをひしひしと感じました。

そんな中で、1万311回の品種交雑にチャレンジし、上質なワイン作りに情熱を燃やしたその魂は、現在の岩の原葡萄園の皆さんにも受け継がれ、なんだかワイナリー周辺にそのパワーが存在しているようにも感じました。

そういえば、先ごろ、川上善兵衛さんが開発したブドウ「マスカット・ベーリーA」を題材にした「もっとMBA」という書籍が出版されました。
日本ワインは、より多くの人に知ってもらえるような、そんなタイミングにきているのかもしれません。

日本酒の銘醸地として有名な新潟ですが、ぜひ「岩の原葡萄園」のワインもご賞味あれ!

 

<岩の原葡萄園 公式サイト>
https://www.iwanohara.sgn.ne.jp/index.html