本記事では、日本ワインファンに知ってほしい注目の酒屋を紹介。

今回は、“日本のお酒に特化した地酒専門店”である「酒商山田 西武池袋店」にお邪魔しました。

前編では、酒商山田や西武池袋店について、日本ワインを仕入れる上での哲学などをお聞きしました。

後編では、酒商山田西武池袋店 店長 山田佳徳さんがおすすめする日本ワインを3選紹介したいと思います。

お話をお聞きした方

株式会社 酒商山田 専務取締役 首都圏事業部西武池袋店 店長 山田佳徳さん

ロリアン・勝沼甲州

山梨県甲州市勝沼町に位置する老舗ワイナリー、「白百合醸造」。

同ワイナリーを代表する1本が、「ロリアン・勝沼甲州」です。

白百合醸造のフラッグシップワインで、DWWA(デキャンター・ワールド・ワイン・アワード)最高賞のプラチナ賞受賞・新ヴィンテージ。

2022年に勝沼町で収穫された「甲州」ぶどうからできた弊社を代表するワインです。

「勝沼町産甲州ぶどう」のみを使用したこだわりの白ワインで、独特の「旨味」が感じられるワインに仕上げられています。柚子など和柑橘系の香りがあり、和食との相性は抜群です。

山田さんコメント

「脂の乗ったしめ鯖や和風ピクルスなど、素材本来の味がはっきりとしている料理との相性が良いでしょう。かしこまった料理というよりは、良い食材にちょっとしたアクセントを加えたものと合わせると料理も引き立つ上に、ワインもより美味しく感じられます。気軽に友人との食事会に持って行ってほしい1本です。」

高畠クラシック メルロー&カベルネ 2019

山形県のGI認証ワイン、「高畠クラシック メルロー&カベルネ 2019」。

高畠町産棚栽培のメルローを主体に、ボルドーブレンドの本格的な赤ワインを目指して造られた1本。

ブドウ品種は高畠町産メルロー94%、カベルネ・ソーヴィニョン5%、プティ・ヴェルド1%。

24ヶ月の樽熟成を経た、こだわりの仕上がりです。

樽由来のトースト香と凝縮した黒い果実の味わいが特徴。

優しく程よいタンニンが印象的です。

山田さんコメント

「リーズナブルな価格にもかかわらず、香りや味わいも比較的ボディがあり、色調もとても美しいです。タンニンも軽すぎず適度に感じるので、料理に合わせやすいでしょう。例えば、ローストビーフのカルパッチョがおすすめ。夏の季節でも食べやすいように、玉ねぎやトマトなどをみじん切りにしたものをワインビネガーにポン酢を隠し味に少々。洋風の料理を和風にしたかたちで、とても良く合うと思います。」

シャトージュン 甲州2021樽熟成(アメリカンオーク) 白

山梨県の勝沼の老舗ワイナリー「シャトージュン」が手がける甲州。

ブドウ栽培者を厳選し、同じ原酒を別々の種類の木樽で熟成させた1本。

華やかでスパイシー、バニラのような樽香も特徴的です。

味わい、酸味も大変まろやかで、甘味を伴う余韻が続きます。

山田さんコメント

「味わいも酸味も爽やかながら樽発酵、熟成を行っているため一般的な甲州ワインよりも厚みがあります。甲州は繊細な酒質になりがちですが、樽の香りも穏やかなについており軽くスモークされた料理との相性は抜群です。ペアリングとしては、ズッキーニとひき肉のチーズ焼きがおすすめ。ズッキーニの瑞々しさと甲州の柔らかな香りが調和します。味わいのアクセントとしてチーズを入れることにより、少しだけ洋風のアクセントもプラスすると良いでしょう。」

「酒商山田 西武池袋店」へ!

「酒商山田 西武池袋店」には、20代から30代といった若いお客さまも多いようで、日本ワインに詳しくない方でも安心して買い物ができるお店と話題です。

「日本ワインは、ここ数年で広く知られるようになりました。しかし、日本ワインを飲む機会や買う機会、見る機会はまだまだ少ないと思います。私たちは、日本ワインを気軽に手に取ってもらえるようなお店でありたいと考えています。日本ワインファンの方はもちろん、日本ワインやお酒の知識が少なくても、“日本ワインを飲んでみたい!”といった方にも、ぜひ『酒商山田 西武池袋店』に気軽にお越しください。」

ちなみに、「酒商山田 西武池袋店」では、8月17日から20日まで「高畠ワイナリー試飲会」が行われる予定です。

日本ワイン選びは、プロに任せる。

ぜひ、池袋に立ち寄る機会のある方は「酒商山田 西武池袋店」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

参考

https://sake-japan.jp/