写真:丸藤葡萄酒工業(山梨県)

丸藤葡萄酒工業

(山梨県)

明治23年5月、創業者大村治作は自宅の庭に小さな葡萄酒醸造所を造りました。

以来、親子四代。

一人でも多くの方々に本物のおいしさをわかっていただくことを喜びに

ワイン造り一筋にこつこつと歩んできました。

伝統の在来品種甲州や欧州系品種カベルネ・ソーヴィニヨン、プティヴェルド、シャルドネなどの栽培、

醸造に試行錯誤を重ねながら「世界に誇る日本のワイン」造りをめざしています。

 

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ワイナリーの特色

ぶどうとワインの産地・山梨県甲州市勝沼町

山梨県甲州市勝沼町。
甲府盆地東端に位置し東京から電車で約一時間半で訪れることが出来ます。

富士山の麓に位置し緑の山々に囲まれ豊かな自然に恵まれています。
古くからさまざまな果樹の栽培が盛んに行われ、今日では日本を代表するぶどうとワインの産地として知られています。

ぶどうの歴史

近年、世界的にも知られるところとなった「甲州種」。

日本で最も重要な在来種のぶどうです。

中央アジアのコーカサス地方よりシルクロードを越えて中国へ伝わり、さらに海を渡り日本へ伝来したのが約1000年前と考えられています。

内陸性気候で寒暖の差が大きく、長い日照時間、土壌の水はけがよいなど、
ぶどうの栽培に適した特徴をもつ勝沼の地に、日本固有の品種として根付きました。

ワインの歴史

明治十年八月。政府の殖産興業政策のもと、勝沼町に日本で初めてワイン醸造の会社「大日本山梨葡萄酒会社」が設立されました。

設立の年に会社では、高野正誠、土屋助次郎の二人の青年を、ワインの本場フランス(トロワ市)に派遣し本格的なワイン造りを学ばせました。

二人の青年は使命に燃えて帰国すると早速、本格的なフランス式のワイン造りに着手しました。

白ワインには甲州種を使い、赤ワインには東京の選種園からとりよせたアジロン・ダック種を使いました。

ルバイヤート(四行詩)の由来

丸藤葡萄酒工業のワインの商標名(ブランドネーム)は“ルバイヤート”です。

昭和32年のある日、三代目社長、大村忠雄の知人で内務省の関川氏が、詩の先生の日夏耿之介氏を連れてワイナリーに遊びにみえました。

そこで丹精こめて造ったワインをお出ししたところ、「これは美味しい」と大変喜んでいただきました。

後日、商標名の命名を関川氏を通じて日夏氏に依頼したところ、快く引き受けていただきました。

ワイナリー情報

ワイナリー名
丸藤葡萄酒工業
代表者名
大村 春夫
住所
〒409-1314 山梨県甲州市勝沼町藤井780
電話番号
0553-44-0043
URL
https://www.rubaiyat.jp
営業時間
9:00~16:30
定休日
無休(年末年始を除く)
見学の可否
見学無料。試飲500円。ショップあり。
扱いブドウ品種
マスカットベーリーA、メルロー、ブラック・クイーン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、デラウエア、甲州、エチュード、プティ・ヴェルドー、ドメーヌ、プティドメーヌ、シュールリー