写真:大三島みんなのワイナリー(愛媛県)

大三島みんなのワイナリー

(愛媛県)

大小1000余りの島々が織りなす多島美を誇る瀬戸内海。
夏は太陽が降りそそぎ、冬は穏やかな水面に美しい空を映す風光明媚な海。
日本一美しい島でワインを造りたい!
そんな情熱を胸に、瀬戸内・大三島でのぶどう栽培に挑戦しています。

ワイナリーの特色

島の魅力を表現するワイン造り

きっかけは大三島に伊東豊雄建築ミュージアムが開館したことで始まった島づくりプロジェクト。この土地ならきっといいワインができる!そんな一人の夢がみんなの夢に。本州と四国を結ぶしまなみ海道の中央に位置する大三島は、みかん畑に覆われた美しい島です。しかし、少子高齢化によって、主要な産業であるみかんの栽培を放棄する農家も年々増え、このままでは島の経済が破綻しかねない状況に陥りつつあります。そこで大三島みんなのワイナリーは、栽培放棄されたみかん畑を借り受け、醸造用のぶどうの栽培に切り替え、大三島で初のワイナリーをつくることを決意。

ワイナリーの展望

大三島の美しい風土に見合うワインの製造には大きな夢が膨らみます。また、ワインを通じて、都会の人々と島の人々を結びつける役割を果たすことも可能です。しかし、ワイナリーの設立には大きな資金と時間が必要です。大三島みんなのワイナリーは、手作りでこの事業をゼロからスタートし、島を活性化し、生まれ変わらせたいという強い情熱を抱いています。
2017年には大三島産ブドウ初収穫、委託製造によるワイン製造をスタート。
2019年秋に大三島醸造所が完成、今では栽培〜醸造までを一貫して大三島島内で行っています。

VINEYARD-ぶどう畑さらに開拓中-

栽培放棄されたみかん畑を借り受け、それらを醸造用のぶどう栽培に切り替え、大三島で初となる醸造用ぶどうの栽培を2015年から開始しました。畑からは美しい瀬戸内の島々を背景に、大三島に根付いたぶどうが今日も元気に成長をしています。大三島は柑橘の島として知られていますが、ワイン用のぶどうに適した気候、水はけの良い土に恵まれた島でもあります。大三島のぶどうづくりを4つのキーワード『風景・気候・土・土地』。
風景:海から上り沈む太陽が1日中ぶどうの成長を見守ります。
気候:山梨県勝沼と気候が非常に似ており、濃厚な味わいのワインができます。
土:礫まじりの砂壌土に覆われた土質はぶどうの成熟に最適です。
土地:南向き緩傾斜の畑は、おいしいぶどうの実を育みます。

醸造所

2019年秋に島内に醸造所が完成。
宗方地区の「岩田健 母と子のミュージアム」「ふるさと 憩の家」に隣接した、裏手に砂浜がひろがる立地です。煙草の乾燥小屋をモチーフにした天窓が特徴の、柔らかい印象の建物です。

ワイナリー情報

ワイナリー名
大三島みんなのワイナリー
代表者名
伊東 豊雄
住所
〒794-1304 愛媛県今治市大三島町宮浦5562
電話番号
0897-72-9377
URL
http://www.ohmishimawine.com
MAIL
info2015@ohmishimawine.com
営業時間
10時-16時
定休日
月曜
扱いブドウ品種
マスカット・ベーリーA,シャルドネ,マスカット