写真:神田葡萄園(岩手県)

神田葡萄園

(岩手県)


【神田葡萄園について】
当社は陸前高田という岩手県の沿岸部に位置します。
そして三陸・広田湾に囲まれた自然豊かな小さな市です。
古くからこの地でぶどうの栽培を始め、ジュースやワインの製造を手掛けております。
お客様と我々作り手が商品を通じ繋がり商品を召し上がり笑顔になってくださる、そんな光景が我々の糧であり誇りです。

【N6とは】
ラベルに記載してある「N6」の表記。これは「No.6=6代目」を意味しています。
創業110年を超える神田葡萄園の歴史の重み、先代たちが培ってきた葡萄作りのノウハウと想いに対して、
敬意と醸造家自身の決意の意味も含め、あえて6代目であるということを表現していきたいと思いで付けました。
N6の表記は、創業明治38年からの歴史と私達の決意の表れです。

ワイナリーの特色

明治38年設立の老舗ワイナリー

神田葡萄園といえば、歴史あるワイナリーのひとつです。
明治38年甘味果実酒免許取得し創業。
大工だった初代が、その取引先から入手した食用葡萄の苗木を陸前高田に植えたのがはじまり。

当時の文献には「西洋ぶどう」と残っているが、当時の東北の状況を考えると、デラウエア、コンコード、キャンベル・アーリーあたりではないかと想像できます。
葡萄以外にも、りんご、梨などが植えられ、果樹栽培が盛んな土地でした。

現在6代目となる熊谷晃弘氏が継いだのは、平成20年のこと。
戦後の混乱や時代の流れにより、一度返納した果実酒免許ですが、「本格ワインを造ってほしい!」という地元やワインファンの期待に応える形で再取得し、ワイナリーをリスタートしたそうです。

南三陸のテロワール

南三陸は、夏が冷涼、冬は温暖な海洋性気候。
海の影響があり雨も多いく、湿度が高い土地です。さらに夏前には「やませ」が吹くので、気候条件は厳しい。
しかし、海があることで、風通しはよいのがメリット。
また、秋が長いことで奥手の品種がじっくり引っ張れる利点もあります。
リースリングリオン、MBA、アルバリーニョなどを棚仕立てで栽培。
保水性がある畑なので、密植してると暴れてしまうため、葡萄を少し開放的にしている栽培方法をとっています。
土壌は、粘土質、花崗岩がメイン。

南三陸という土地の利点も困難な点も受け入れ、地域に適した栽培をおこなっています。

南三陸を感じられる「海のワイン」アルバリーニョ

さまざまな品種に挑戦している中で、この地に合う品種としてはアルバリーニョへの期待が大きい。
現在、4.1hの畑のうちおよそ1/3程度はアルバリーニョを栽培、今後も増えていく予定。
神田葡萄園のアルバリーニョは、海の雰囲気を想わせるミネラルや塩味が特徴的な白ワインです。
造り手である代表の熊谷氏は「牡蠣などの地元の海産物とぜひ合わせて楽しんでほしい」と話す。

ワイナリー情報

ワイナリー名
神田葡萄園
代表者名
熊谷 晃弘
住所
〒029-2206 岩手県陸前高田市米崎町字神田33
電話番号
0192-55-2222
URL
http://www.0192-55-2222.jp/
MAIL
kanda-b@vanilla.ocn.ne.jp
営業時間
月~金 8:00~17:00  土・日 9:00~16:00
定休日
なし(2~3月は日曜定休)
見学の可否
可能(要予約)※お電話かメールでお気軽にお問い合わせください。 スタッフがご案内しながらの見学や大型バスの駐車も可能です。
扱いブドウ品種
アルバリーニョ・ナイヤガラ・リースリングリオン・アルモノワール・マスカットベーリーA・シャインマスカット