

井上ワイナリー
(高知県)
美しい海と空が広がる高知のワイナリー
目標は高く、夢は大きく!
~逆境から始めたワイン造り~
ワイナリーの特色

井上ワイナリーについて
「強みを活かし、新しいものを作りたい!」と考えたとき、海外でのブドウ栽培の技術提供などの活動を行ってきたこともあり、地元高知のワイン造りにたどり着きました。これには、根拠となる3つのポイントが決め手となりました。
1、立地が石化鉱山麓にあり、ワインで有名なフランスブルゴーニュ地方の地質に似ているのではないかと考えたこと
2、親会社の農薬「ICボルドー」がブドウのベト病等に効く特効薬であり、日本で高い販売シェアを持っていること
3、高知県民のソウルフード「鰹のタタキ」に赤ワインが合うという事実を知ったこと

気候という大きな壁
しかしながら、眼前に立ちはだかるのは高知の気候という難題。高知では、太陽と雨の恵みをいっぱいに受けて栽培するスタイルであるのに対し、ブドウ栽培において昼と夜の気温差は10℃、生育期間中の雨は1000mm以下が適当とされています。日本ワイン発祥の地である山梨県と高知県の年間降水量を比較すると、高知県は山梨県の約3倍!高温多雨に加え、台風も多く、日本の中でもこれだけ悪条件の揃った土地はないとまで言われていました。「高知でブドウを栽培、ましてやワインなんて・・・」と多くの疑問や心配の声を聞くなかで、ますます“いごっそう魂”に火が付き、地元高知のワイン造りの挑戦が始まりました。

困難を可能に!
高温多雨の高知の気候風土でブドウ栽培を行っていくうえでの難問は台風や雨の対策でした。ブドウ栽培・ワイナリーコンサルタントの志村葡萄研究所が品種改良したブドウの中から“高知で台風が来る前に収穫できる品種”を選びました。これにより、高知の気候風土に対応したブドウで栽培ができることで、この難問の解決に近づきました。また、雨に強い品種のブドウにおいても、やはり雨が降ることで病気にかかりやすくなります。そこで、親会社の主力製品である、JAS法有機栽培に対応した安心安全、天然由来の農薬「ICボルドー」と高知の雨から守る「グレープガード方式」を採用し、雨という大敵からブドウを救うことが可能となり、困難と言われた高知産のワイン造りへの道が開かれたのです。
ワイナリー情報
- ワイナリー名
- 井上ワイナリー
- 代表者名
- 井上 孝志
- 住所
- 〒781-5233 高知県香南市野市町大谷1424番地31
- 電話番号
- 0887-50-6694
- URL
- https://www.inoue-winery.co.jp
- tosa@inoue-winery.co.jp
- 営業時間
- 9:00~17:30
- 扱いブドウ品種
- メルロー,富士の夢,ピノ・ノワール,エイトゴールド,マルスラン