写真:シャン・クレール（山梨県）
シャン・クレール
（山梨県）
北杜市明野。
高品質なワイン用ブドウを育む、日本を代表するテロワール。
四方に聳え立つ山々が雨雲をさえぎり、
日照時間が日本一にもなったこの地で、
ブドウ栽培ができる幸運を、名前に表したいと思いました。
フランス語の「明るい」と「畑・原野」という意味の単語を合わせた造語です。
ワイナリーの特色
明野の圃場に魅せられて
山梨県に移住してきて約3年が経った時に、知人に明野を案内されましたが、その時初めて垣根栽培のブドウ畑を目の当たりにし、棚栽培とは違うスケールと景色に圧倒され、感動しました。
畑を手伝うようになってからは、ブドウの成長過程に驚くと共に、途方もない作業量に愕然としましたが、作業に慣れてくるとブドウの様子が少しずつわかるようになり、ようやく栽培が面白いと感じるようになりました。
そんな中、この明野の地で空いている畑や、既存の畑の引継ぎの話が来るようになったため、これが人生の転機だと、これからの時間をブドウの樹と向き合うことに注ぐ決心をしました。
現在は夫婦2人、約1.5haの圃場でブドウを栽培しています。
とにかく気をつけているのは、健全なブドウを栽培すること。
人間と同様、ブドウも生き物。ブドウが健全で快適な生活を過ごすにはどうすれば良いか考えつつ、確実に自分達の手の行き届く範囲に絞って、栽培をしています。
明野のブドウの可能性を追求する
明野の自然に恵まれた環境の中で、夫婦2人手間暇をかけて世話をしてきたブドウから、ワインを造ります。
剪定から始まり収穫を経て、仕込、醸造、そして瓶詰めまで、全ての作業を2人で行います。
ワインを通して、この営みを感じて頂ければ幸いです。
また、圃場のブドウ達も、ぜひご覧頂ければと存じます。
現在のところ、自社でワイナリーを持つ計画はなく、勝沼ワイン村のワイナリーにて、ワインを造っています。
心血を注いで栽培した明野のブドウをどのようなワインにできるか、毎年挑戦を重ねていきたいと思います。
日本ワイン・生産者のご紹介
藤田 和久（ふじた かずひさ）氏
山梨県に移住後、地域おこし協力隊を経て、
2016年から、明野にて醸造用ブドウの栽培を開始するとともに、
東夢ワイナリーにて醸造業務に従事。
現在は、明野でのブドウ栽培と並行して、
Nikkawaワイナリーにて醸造を行うとともに、同ワイナリーのアドバイザーとして活動している。
ワイナリー情報
- ワイナリー名
- シャン・クレール
- 代表者名
- 藤田 和久
- 住所
- 山梨県北杜市明野町上手
- 扱いブドウ品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン／メルロー／シャルドネ／ピノ・ノワール／ヤマ・ソーヴィニヨン
