近年、日本国内でも都市型ワイナリーが注目を集めています。
数ある都市型ワイナリーの中、日本随一の観光スポットである神奈川県横浜市内の山下公園近くにある、「横濱ワイナリー」が大変ユニークなプロジェクトをスタートさせました。
それが、横浜発「旅するワイナリー」プロジェクトです。
詳細についてお伝えしましょう。
環境にやさしい都市型ワイナリー「横濱ワイナリー」
「横濱ワイナリー」は、町田佳子氏が立ち上げた、「日本で一番小さな、海に近いワイナリー」をコンセプトにした都市型ワイナリー。
長年環境問題に取り組んできた経験から、“ワインづくりを通じてその解決に一役を担えないか”といった思いのもと、再生可能エネルギーを100%使用し、マイボトルやリユース瓶を利用するなど、持続可能な(サステナブル)方法でワインが生産されています。
「横濱ワイナリー」は日本でも増加傾向にある都市型ワイナリーの中でも環境への取り組みを積極的に行うワイナリーであり、ワインも人工的な手を加えない自然派です。
やさしく素直、ピュアなそのワインはアルコール感を感じさせず飲みやすいと評判。
現在はサステナブルなワインづくりに加え、2020年には横浜市内の有機JAS圃場に認定されている”横濱ヴィンヤード”での有機認証を取得した原料のブドウ栽培にも取り組んでいます。
さらに2024年9月にこの圃場で収穫した約300kgのブドウ(シャルドネ、ピノ・ノワール等)が収穫でき、有機JAS認証の初の自社ワインもリリース予定です。
「旅するワイナリー」とは?
今回、「横濱ワイナリー」がクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて立ち上げたプロジェクトが、「旅するワイナリー」。
地球にも私たちにも負担をかけないワインを楽しく飲んで、農業の現状を知って、アクションを一緒に考えることができる移動式キッチンカー「旅するワイナリー」号の制作がその主たる内容です。
同ワイナリーの目標であった、”横浜産葡萄”を使用したワインを誕生させた今、次の目標として掲げたのが、”旅するワイナリー”でした。
自分たちがつくるワインは地球に負荷をかけないものでありたいとの強い願いがある、よりたくさんの人に実情を知ってもらいたい。
自分たちが手掛けるワインはもちろんのこと、自社でつくるワインも含め、地球に負荷をかけずにつくられたサステナブルなワインを紹介したい。
飲んでもらいたい。
横浜のワイナリーでじっとお客様を待つだけではなく、もっと多くの人にワインの魅力を直接伝えたい。
そのために、イベントやマルシェなど外の世界へ飛び出し、ワインを通じて人々と触れ合う機会を増やすアクションを起こしたい。
町田氏はキッチンカーがあれば、「横濱ワイナリー」は“待つワイナリー”ではなく“会いに行くワイナリー”へと進化できると考え、その想いを実現すべく今回の、「旅するワイナリー」プロジェクトをスタートさせたとのことです。
「旅するワイナリー」号で会いに行くワイナリーへ!
「横濱ワイナリー」では、これまでマルシェやワインイベントに出店する際には、重いワインやテント、テーブルなどの機材をレンタカーに積み込み、会場で荷下ろし・設営を行っていたそう。
この作業は体力的にも時間的にも大きな負担であることはもちろん、会場によっては許可の関係でワインをグラスで提供できず、ボトル販売しかできないことも多いのが現状とのこと。
もし、「旅するワイナリー」号があれば毎回の荷下ろしや荷運びの負担が軽減されるだけでなく、グラス飲み提供も可能になるなど数多くの問題を解決できます。
お客様にワインを実際に味わっていただけることで直接感想を聞いたり、お客様との会話がはずむはず、そんなキッチンカーがあれば。
横浜という大都市で、有機栽培の自社ブドウ(ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・グリージョ)100%でワインを醸造ことを励みに、「旅するワイナリー」号とともに、”サステナブルな日本のワイン”という新しいワイン体験を全国へ届けたい。
そんな想いもあり、仲間と一緒に日本中をキッチンカー「旅するワイナリー」で移動して、いろいろな人と語り合えるアクションを始動させた、「横濱ワイナリー」。
「旅するワイナリー」号では、横濱ワイナリーのワインだけでなく、”地球に負荷をかけないものでありたい”という考えに賛同するワイナリーのワインも提供予定とのこと。
キッチンカーで旅するワイナリーへと進化させたいという、今までにない「横濱ワイナリー」の挑戦を応援してみてはいかがでしょうか。
リターン&スケジュールについて
横浜発「旅するワイナリー」プロジェクトのリターンを下記にまとめました。
- 木材資源の有効活用からうまれた「旅するワイナリー」オリジナルキーホルダー
- 横濱ワイナリーで開催するキッチンカーお披露目イベントに参加できる権利コース
- 横濱ワイナリーのオンラインショップと店舗ででご使用いただける20%off年間割引パスポート
- オーナーセレクトのワイン2本と感謝の気持ちを込めたメールのお届け
- 4回(毎3ヶ月)に2本ずつ、オーナーおすすめのワインをお届け
- 4回(毎3ヶ月)に4本ずつ、お好きなワインをお届け
- ワインについて、ワイナリーについて、オーナーとワインを飲みながらじっくり話ができる少人数制の会への参加権
- 都市型ワイナリーだから気軽に参加!横濱ヴィンヤードでのブドウ栽培体験年間参加権利と醸造体験
- 出張キッチンカーを利用できる権利
※資金の使い道
- キッチンカー購入&改造工事費用:125万円
- CAMPFIRE掲載手数料 25万円
詳しい内容はクラウドファンディングサイトをチェックしてみてください。
https://camp-fire.jp/projects/807406/view
また、今後のスケジュールとして下記が予定されています。
- 2024年現在 デザイン打ち合わせ
- 2025年1月 制作着工
- 2025年3月 キッチンカー完成、リターン商品随時発送
- 2025年4月 「旅するワイナリー」プロジェクト始動
早ければ、来年春には「旅するワイナリー」号が全国各地を飛び回っている。
そんな夢のあるプロジェクトです。
日本ワインの新しい試みを応援!
ワイナリーが旅をする。
横浜発「旅するワイナリー」プロジェクトは日本ワイン業界とって新しい刺激となる、注目すべきプロジェクトです。
ちなみに、現在はキッチンカーを確保し、改造設計をプランニング中。
軽自動車の小さなキッチンカーで、上記画像のイラストはイメージとのこと。
実際のキッチンカーは、できてからのお楽しみ!
プロジェクト内容を詳しく知りたい方は、ぜひ参考欄のURLをチェック、そして支援してみてください。
参考