ワインは大好き。

でも、ワインについて詳しく説明しろ、と聞かれてもよくわからない…。

そんな方におすすめの書籍『ワインの嘘』(宮嶋勲著)が、2021年8月18日に発売されます。

こちらの書籍はジャーナリスト宮嶋勲氏が手掛けたもので、「ワインは好きだけど、よくわからない」人に向けた一冊になっているそう。

どんな内容なのか、ここで紹介していきましょう。

ワインは理屈抜きで自由に楽しめるもの

「ワインは理屈抜きで自由に楽しめるもの」という著者の宮嶋氏。

『ワインの嘘』は、不毛な「ワイン信仰」を捨て、好きなようにワインを楽しむための本となっているとのことです。

まず、本書には“「間違う自由」を謳歌しよう”というメッセージが込められています。

まず、ワインに関するマナーが招く最大の弊害は、ワインを心おきなく楽しめなくなること。

ワインの飲み方を一度や二度しくじったところで、傷は小さく、人の言うことを信じるよりも、自分で間違ってみることの方がはるかに有意義だと綴られています。

ワインを飲みにいっているのか、マナーを守れている自分に酔いしれるためにワインをダシにしているのか。

こういった部分に疑問を感じていた方にとっては、共感できる部分が多いかもしれません。

本場イタリアの話も?

著者の宮嶋氏は、1年の3分の1をイタリアで過ごし、イタリアと日本でワインと食について執筆活動する人物。

2014年にはイタリア文化への貢献により“イタリアの星勲章”コンメンダトーレ章(Commendatore dell’ Ordine della Stella d’Italia)をイタリア大統領より授与さレルなど、イタリア文化に深い造詣を持っています。

本書にもイタリアにおけるワインのあり方が記されていますが、同国でのワインの扱いは日本で言えば番茶のような位置づけだそう。

イタリアではワイン自体の香りや味わい、品質に対する要求は高くなく、食事に寄り添い、食事をより美味しく感じさせてくれればそれで十分と考える人がほとんどだったといいます。

このように本書には著者がイタリアでの生活から得たワインとの付き合い方のエピソードなども書かれているなど、本場でどのようにワインが楽しまれているかを知ることも可能。

ワインの本場の楽しみ方から本質を知ることができる、内容の濃い一冊といえるでしょう。

ワインの嘘から抜け出そう!

『ワインの嘘』の各章のタイトルは、「ワインに教養はいらない」、「自分だけの楽しみ方を見つける」など、一般的なワイン本とは違うセンセーショナルなタイトルばかり。

ワイン初心者やワインは難しいと感じていた方はもちろん、背伸びしてワイン通を気取っていた方も肩の力抜けるキッカケとなる一冊になってくれそう。

ぜひ、気になる方は本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

【書籍概要】
書名:ワインの噓
著者:宮嶋 勲
出版年月日:2021/8/21
判型・ページ数: 四六・256ぺージ
定価:1760円(税込)