愛知県豊橋市全域が、2025年6月9日（月）に「ワイン特区」に認定されました。

小規模な事業者でもワインづくりに挑戦しやすくなり、さらなる地域活性化への期待が寄せられています。

詳細についてお伝えしましょう。

「豊橋ワイン特区」について

愛知県豊橋市が国家戦略特区制度を活用し、国に規制の特例措置を申請しました。

2025年6月9日、「豊橋ワイン特区」として内閣総理大臣より認定されました。

これにより、地元市内で生産されたブドウや柿を原料とする果実酒の製造が、従来よりも少量から可能になり、小規模な事業者でも挑戦しやすくなります。

年間2キロリットルから果実酒製造が可能

豊橋市内で特産物として指定されたブドウや柿を原料に果実酒を製造しようとする場合、従来は年間6キロリットルの製造が製造免許取得の要件でした。

今回の「豊橋ワイン特区」に認定されたことにより、この基準が2キロリットルに緩和されました。

従来の6キロリットルは一般的な750ミリリットルのワインボトルに換算すると約8,000本となり、それが3分の1になるため、小規模事業者でも参入しやすくなります。

また、新規就農者の増加、遊休農地の利用など農業が抱える課題の解決、さらには地域資源を生かした新しいブランドづくりやワインを軸とした観光ビジネスの振興など、豊橋市の魅力を広める効果も期待されています。

豊橋が新たなワイン銘醸地になる日も、そう遠くないかもしれません。

参考

【「豊橋ワイン特区」の概要】

■規制の特例措置の名称：特産酒類の製造事業

■対象地域：豊橋市の全域

■認定日：2025年6月9日