現在、日本のほぼ全ての都道府県にワイナリーが存在します。
そう、「佐賀県」を除いて。

その佐賀県にもいよいよワイナリーをつくろう!という動きが出てきています。
現在クラウドファンディングにて支援を募っている瀬戸智隆(せと ともたか)氏による「佐賀県発!唐津でワイナリーをつくりたい!」というプロジェクトも注目すべき動きでしょう。

どのような内容でしょうか。
詳細をみていきたいと思います。

プロジェクトのこだわり

先述のとおり佐賀県第一号のワイナリー開業を目指す(2026年予定)ものですが、つい応援したくなる瀬戸氏のこだわりを聞くことができました。

◾️100%自社畑のブドウでワインを造る

唐津市七山標高250m、5200平米の土地にて葡萄栽培を行い、同じく唐津市にて醸造予定。
正真正銘の「唐津ワイン」を造ります。
長い間遊休地であった土地を開墾し、2024年3月に植樹をし、アルバリーニョはじめ8種類のワイン用ブドウ栽培をスタートします。

◾️仲間とともに佐賀県で!

やはり地元である佐賀県にて、地元の仲間とともに100年先にも残るような文化を醸成したいという思いと、「実家の納屋を改装しコストを抑えることや地の利があるメリットは大きいですね」とのこと。

瀬戸氏のワイン造りとの出会い

佐賀県でワイナリーを造りたい!そんな考えは北海道でのワイン造りの経験から生まれました。
北海道余市に家族と移住し、約一年間ワイン用ブドウ栽培や醸造に携わってこられ、そのワインの歴史の深さについて感銘を受け、自分が育った地域でもワインを軸とし人と人がつながっていけるようなことが叶えられたらと考えるようになったそう。

ワイン造りは、北海道にある登醸造、じきの畑などでブドウ栽培を教わりました。
今後も継続して現地に出向き、栽培や醸造の勉強を続ける予定です。
研修の中で取り入れた醸造方法は、野生酵母(自然酵母)で発酵、数種類混ぜて作る混醸、そして無濾過で造るという方法。
自分のワイナリーでも同じ手法で醸造する予定です。

 

 

 

思い出に残るワインを造りたい

私が造りたいお酒は『思い出に残るお酒』です。
そのためのパッケージ、価格帯、こだわりをしっかりと表にだしたワイン造りをしようと思いま す。
また、地域の方や、関わってくれる方達と瓶詰め後に今年のワインの試飲会なども面白そうだと思っています。
一人で造るワインではなく、多くの人に関わっていただき、ともに楽しんでいきたい。

そう語る瀬戸氏には、下記のとおり具体的なワインのイメージができています。

白ワイン 2 種類
・唐津の海の幸に合うように、海のワインと呼ばれているアルバリーニョを使ったワイン
・ピノタージュ、ピノノワールなど赤ワイン用の黒葡萄を使い他にはないような白ワイン
赤ワイン1種類
・メルロー、カベルネフランなどを使った佐賀県産の肉に合うような赤ワイン

ブドウ栽培における佐賀県ならではの工夫

瀬戸氏がブドウ栽培を学んできた北海道とは環境がだいぶ異なります。
高温多湿で雨の多い佐賀県では、ブドウを病気から守るのに雨除けの必要があるし、垣根の北海道とは違い、棚式栽培にしていきます。農薬使用は極力少なくしていきたい。
今回のクラウドファンディングで支援いただいた分は、葡萄棚と雨除け等の資材にかかる費用の一部に企てられる予定。

佐賀県第一号の可能性を応援したい!

そう思われたワインラバーのみなさま、ご支援は下記から。
締切は3月31日日曜日です!お急ぎください!!

今年植樹して、2026年に収穫および醸造開始、リリース予定は2027年となる長期のプロジェクトです。
まっさらの状態からワインが誕生するまでの物語を応援してみませんか。

【READY FOR 佐賀県発!唐津でワイナリーをつくりたい】

https://readyfor.jp/projects/134933