メルシャン株式会社は、「メルシャン藤沢工場」において、PPAモデルによる太陽光発電電力を2023年3月より導入。
この取り組みによって、年間約124tのGHG4排出量を削減するとともに、同社全体の使用電力の再生可能エネルギー比率を現状の約5%から約8%に向上させるとのことです。
詳細についてお伝えします。
メルシャン藤沢工場について
メルシャン藤沢工場は、神奈川県藤沢市に位置する工場。
「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」シリーズや「ビストロ」シリーズといった主力デイリーワインの生産を担っており、同社商品全体の約9割を製造しています。
PPAモデル導入による太陽光発電電力の活用は初
同社では、日本ワイン「シャトー・メルシャン」の全てのワイナリーで購入する全電力を再生可能エネルギー100%に変更していますが、PPAモデル導入による太陽光発電電力の活用は初めて。
PPAとは、Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略で、PPAモデルとは、PPA事業者が電力需要家の敷地や屋根等に太陽光発電設備を無償で設置し、そこで発電した電力を電力需要家に販売する事業モデルとなります。
今回導入するPPAモデルは、三菱商事クリーンエナジー株式会社の子会社であるMCKBエネルギーサービス株式会社がPPA事業者となり、メルシャン藤沢工場に、大容量の太陽光発電設備を設置。
そこで発電された電力をメルシャンが購入・活用するといった内容になるとのことです。
より環境に優しいワインづくり
キリングループは、「キリングループ環境ビジョン2050」で“2050年までにバリューチェーン全体のGHG排出量をネットゼロにする目標を掲げています。
2050年までのネットゼロ実現を目指し、今後も社会と企業のレジリエンス強化へ向けた「キリングループ環境ビジョン2050」の実現に向け、脱炭素社会構築へ向けてリードしていくよう取り組んでいきたいとのことです。
参考
キリングループ環境ビジョン2050
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/policy/mission/