ウールアパレルブランド「PIZZA DAY」が栃木県那須塩原市と連携し、地域の基幹資源であるワイン産業とアパレルを融合させた資源循環型の共創プロジェクトを始動させました。

アパレルとワイン、それぞれの生産過程でこれまで廃棄されていた素材を新たな資源として活用することで、持続可能な地域経済の構築と新たな価値創出を目指す取り組みです。

詳細についてお伝えしましょう。

プロジェクトがスタートについて

今回のプロジェクトは、PIZZA DAYが展開するサーキュラーエコノミーモデルを軸に、那須塩原市の行政サポートと、共創パートナーであるぶどう農家・ニッケグループの協力を得て展開されます。

ニッケが開発、PIZZA DAYとのサーキュラーエコノミー活動で使用している廃棄ウールを再資源化した有機肥料「ラナリン」を、那須塩原市・板室地区のぶどう農家「石井ぶどう」がワイン用ぶどう栽培に使用。

これによりアパレル産業から農業への資源循環が実現し、その循環から生まれるワインは、来年夏の完成を目指します。

さらに、ワイン生産時に発生する「ぶどうの搾りかす」を、染色加工会社「艶金(ニッケグループ)」による「のこり染」技術を通じて染料に再資源化。

Tシャツやタオルなどの染物製品に生まれ変わらせるとのことです。

“循環セット”やワイン引換権利付き販売」も展開

上記取り組みのほか、サーキュラーエコノミーの動脈(ウール製品)と静脈(ワイン・染物製品)を組み合わせた“循環セット”として今年7月に販売予定。

また同セットには、来年夏に完成するワインが含まれており、購入者には「ワインと引換する権利」を付与したNFTが提供されます。

完成までの期間は、ぶどうの成長や醸造の過程を体験プログラムなどを通じて楽しめる設計となっており「待ち時間を楽しむ」という新しい購買体験を提供するとのことです。

興味がある方は、ぜひ参考欄をチェックしてみてください。

参考

公式プロジェクトサイト

https://www.pizzaday.world/