岡山県で自然派ワイン造りをおこなう、「グランドコリーヌ」の大岡弘武氏。

日本を代表するヴァン・ナチュール生産者の一人として知られている同士ですが、なんと温州みかんを使用した果実酒を製造したといいます。

一体、どんな果実酒になっているのかここで紹介していきます。

なぜみかん?

今回、大岡氏が醸造したみかんの果実酒、「自然発酵の果実酒 然ながら みかん」。

同果実酒を販売するのは、奈良県磯城郡に位置する株式会社 日本総合園芸です。

「作り手」「お客様」「日本総合園芸」そして「自然」の“四方良し”の事業を追求するほか、花など園芸用品全般を幅広く販売するとともに、卓越した技術を持つ作り手のサポートにも取り組む企業です。

近年、同社がとくに力を注いでいるのが厳しい環境に置かれている柑橘農家。

売れ残る柑橘を商品化することで農家の収入増を後押ししたいと、付加価値が高く賞味期限に左右されないお酒を作ることを決意し、今回の果実酒製造がスタートしたそうです。

自然発酵から生まれた果実酒

ナチュール系のワインにおいて自然発酵はスタンダードになりつつありますが、それ以外の果実酒ではそこまで普及している醸造法ではありません。

そんな中、日本総合園芸は自然派ワインづくりで第一人者としての地位を確立した大岡弘武氏に醸造を依頼。

有機農法で栽培された「温州みかん」を使用し、果汁と、外皮に付着する酵母を利用して丁寧に醸造されたといいます。

さらに同果実酒は亜硫酸など酸化防止剤は一切添加していないという、よりナチュラルな造り。

日常生活に上質なエッセンスを取り入れたい、特別な日を美味しいお酒でお祝いしたい、などのシーンにピッタリ。特に、食前酒として最適な逸品に仕上がっているとのことです。

新たなジャンルの開拓!

今回、日本総合園芸が柑橘を選んだ理由のひとつに、葡萄と柑橘では果実酒の仕込み作業の繁忙期が異なるといった部分があったそう。

柑橘をお酒づくりに活用することで、柑橘農家はもちろん、ブドウを用いるワイン醸造家は新たな収入源を得ることが可能となります。

新しいジャンルを開拓しながら第一次産業を支え、持続可能な社会の実現に貢献していくことが、同社の願いとのこと。

「然ながら みかん」の存在が、日本ワインにも新しい影響を与えるかもしれません。

詳細

商品名:「然ながら みかん」
販売価格:税込2750円を予定
容量:500ml
度数:7%

株式会社 日本総合園芸

https://nihon-sogo-engei.com/