塩尻市役所職員らで構成された「株式会社たのめ企画」が、ナイアガラでつくったクラフトビール「ナイアガラホップ」を、クラウドファンディングにて限定先行予約を開始。
長野ワインでも人気のナイアガラが、なぜクラフトビールに…。
詳細についてお伝えしていきます。
「ナイアガラ」の現状
長野県塩尻市・桔梗ヶ原エリアは、日本を代表するワイン産地のひとつ。
とくに、「地域の資源」として地元の人に愛される品種となったナイアガラから、素晴らしいワインが多く生産されています。
しかし、近年ナイアガラの生産農家や作付面積が年々減少しており、6年前に比べると250トンも減少。
その理由としては、ナイアガラ果皮は薄く長距離輸送に適さないことや「フォキシー・フレーバー」と呼ばれるワイン通からはあまり評価されない香りがあること。
さらに、シャインマスカット、ナガノパープルなどの生食用高級ブドウ品種の需要が高いために、相対的にナイアガラの取引価格が下がっていることが挙げられます。
当然、ナイアガラ農家は赤字が続き、事業は圧迫。
赤字経営または事業継承ができないなどの理由で、品種転換や事業継続が危うい農家が増えているとのことです。
そこで、株式会社たのめ企画は地域の有志とともに「ナイアガラ」をつかったクラフトビール「ナイアガラホップ」を醸造。
発泡酒という手段を使って付加価値を与えるとともに、ナイアガラの価値を再定義するクラウドファンディングを開始したとのことです。
「ナイアガラホップ」の特徴
今回誕生したクラフトビール「ナイアガラホップ」は、グラスに注ぐと、「ナイアガラ」の果汁感が見た目でも分かるような薄いにごりが特徴的。
香りを嗅ぐと、ナイアガラの大きな特徴である、果汁味のある芳香がしっかりと残り、特有のマスカット・白桃・洋なしのような華やかで甘い香りも感じられます。
味わいはワインほど甘すぎず発泡酒の感触をしっかりと表現。
果汁の清涼感の中にもホップや麦芽の苦味を感じられる仕上がりです。
少し特別感のある日常を楽しめる発泡酒。
それが、「ナイアガラホップ」です。
貴重な「ナイアガラホップ」で魅力再発見!
ナイアガラのスパークリングワインが好き、といった方も多いかもしれません。
ナイアガラは、心地よい発泡性と独特の風味と甘みが魅力のブドウなので、ビールでも美味しく楽しめること間違い無しです。
ぜひ、この機会に「ナイアガラホップ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
参考
■商品概要
【商品名】ナイアガラホップ (発泡酒)
【発売日】10月7日(金)18:00からクラウドファンディングにて限定先行販売
【販売箇所】「ナイアガラホップ」クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/view/612550