去る2021年10月6日(水)。
南アルプスマウンテンバイク愛好会が、耕作放棄地を活用して育てたワイン用ぶどう「カベルネソーヴィニヨン」の収穫をおこないました。
当日、同愛好会メンバーは収穫後に南アルプス市で高級赤ワインのみを造るワイナリー「ドメーヌヒデ」にブドウを持ち込み、ブドウを足で踏み果汁を絞る仕込み作業を体験したそう。
その様子をお伝えします。
実施の背景
南アルプスマウンテンバイク愛好会は、日本におけるマウンテンバイク(以下「MTB」)の普及を目的に活動をしている団体。
今回のワイン用ぶどうの栽培は、「耕作放棄地が増えて困っている」という地域の声を聞いた本会が、社会課題を解決しながら、地域の新たな価値を創出することを目指し、2017年に開始したものだそう。
一度荒廃した農地は繁殖力の強い雑草が生い茂るためブドウ栽培に適した土壌を作るのに2、3年の歳月を要し、さらに昨年は結実したものの、病害により全く収穫をすることができなかったそう。
今回、さまざまな失敗と苦労を経て、愛好会の思いがつまったブドウの初収穫を迎えることができましたとのことです。
“国内初のマウンテンバイクワイン”発売へ
今回、ドメーヌヒデにて仕込んだワインが完成するのは令和4年2月を予定。
今後、南アルプスマウンテンバイク愛好会では酒類販売業免許等を取得するとともに、ブドウの収穫量を増やし、さらにこの“国内初のマウンテンバイクワイン”を新たな地域資源として販売していきたいとのこと。
MTBを通して山梨県や南アルプス市の地域活性化に貢献していく、同愛好会。
一体、どんなワインができるのか、今後の推移を見守っていきたいと思います。
参考
一般社団法人 南アルプス山守人
https://www.minamialpsmtb.com
実施した収穫イベントの概要
◆名称:南アルプスマウンテンバイク愛好会ワイン用ぶどう収穫
◆日時:令和 3 年 10 月 6 日(水)9:00~12:00
◆会場:山梨県南アルプス市
◆目的:耕作放棄地の解消と地域の活性化
◆内容:ぶどうの収穫、仕込み作業等
◆ぶどう品種:赤ワイン用「カベルネ・ソーヴィニョン」
◆参加人数:15名
◆主催:南アルプスマウンテンバイク愛好会(一般社団法人南アルプス山守人)
◆協力:ドメーヌヒデ(https://www.domainehide.com/)、
澤田屋(http://www.kurodama.co.jp/)、ベーカリールーブル(https://bakery-louvre.com/)