メルシャン株式会社が、新たな日本ワイン産業振興の取り組みとして、スタートアップワイナリーへのコンサルティング事業を開始しました。
その詳細についてお伝えしていきましょう。
コンサルティング事業について
現在、日本国内のワイナリー数は継続して増加中であり、直近5年で約1.5倍にまで増加。
一方で、日本のワイナリーの大多数が低収益かつ小規模となっているほか、国内ではブドウ栽培からワイン造りまで統計的に学べる場所が限られていることもあり、スタートアップワイナリーの多くは、栽培および醸造技術や品質の面で課題を抱えているとのことです。
日本ワイン産業に関する多様な課題解決の一助とすべく、同社は歴代の経験豊富な人財および、145年にわたるワイン造りの経験という資産を活用。
スタートアップワイナリーへのコンサルティング事業を開始したとのことです。
コンサルティング内容
メルシャン株式会社のコンサルティング業務では、ワイン用のブドウ栽培やワイン醸造・生産に関する技術的なサポート。
さらに、マーケティングや販売に関する幅広いコンサルティングなども含め、それぞれのワイナリーの課題に応じた適切な支援をしているとのことです。
コンサルティング事例
事例として、岩手県花巻市のMKファームこぶし(みちのくクボタグループ)では…
・ブドウの見極め方
・適した委託醸造先の紹介
・委託醸造先においての、ブドウのポテンシャルに合わせた醸造および育成方法
などをすでに実施。
ほか、同氏のアールペイザンワイナリー、宮城県の株式会社仙台秋保醸造所、南三陸ワイナリー株式会社でも、すでにさまざまなコンサルティングが実施されています。
今後、このような事例も増えてくることは間違いありません。
今後の動向をぜひチェックし続けてみましょう。
参考
KIRIN