2025年11月25日、東京にてKYOHO JAPAN株式会社による新ブランド「和愛(YAWARAI)」の発表会が開催されました。生食用で不動の人気を誇る巨峰。ワインの品種としては、日本ワイン検定のテイスティングに登場するなど、”知る人ぞ知る”というところでしょうか。
実はこの巨峰ワインの歴史は、50年以上受け継がれているのです。そして今回、「和愛(YAWARAI)」の登場でまた新たなページが加わりました。

田主丸町から生まれた唯一無二のワイン文化
KYOHO JAPAN株式会社がワイン造りを行うのは、福岡県久留米市田主丸町。耳納連山を望む土地は、古くから果実栽培が盛んな全国有数のフルーツ産地であり、特に巨峰の名産地として知られています。
同社では巨峰を中心に、あまおう、柿、甘夏など地域果実を使ったフルーツワインを展開。着色料・香料には頼らず、素材の個性を引き出す醸造にこだわってきました。
1972年の創業以来、世界で初めて巨峰100%のワインを確立し、53年にわたり継承しています。

新ブランド「和愛(YAWARAI)」誕生!
ー和を尊び、愛で紡ぐ。
を表現した日本のロゼブランドです。
巨峰とは思えない、澄みわたる酸、やさしい甘み。口に含むと、初夏の朝露のようにきりりとした酸が広がり、続いて巨峰由来のふくよかな果実味がやわらかく寄り添います。ドライで上品、それでいて親しみやすい。
食前酒にも、料理と合わせても、自由に楽しめるロゼスパークリングワインです。
発表会の冒頭、同社代表取締役 辻田隆司氏は次のように語りました。
「今回のYAWARAIは、歴史と地域の力を“和を飲む=和飲”という日本らしい文化として発信していく挑戦です。巨峰と共に歩んだ53年。今日この日が、新しい旅の始まりです。」
背景には、創業期に巨峰ワインを生んだ十三代蔵元・林田伝兵衛氏が掲げた思想、“和食に合う日本のワイン”という理念があるそうです。
ブランドプロデューサー白井氏は、和愛(YAWARAI)のコンセプトについて、「日本文化の根底にある“和の精神”。受け入れ、調和し、争いを止める美意識。和愛(YAWARAI)は、その思想をボトルに込めたロゼスパークリングです。」と語ります。
既に都内5つ星ホテル、香港・ドバイなど海外高級市場での展開も決定しており、世界へ向けたブランドとして期待が高まっています。
(左より)KYOHO JAPAN株式会社 代表取締役 辻田隆司氏/KYOHO JAPAN 株式会社 果実醸造家 川島教朋氏
果実醸造家 川島教朋氏が語る巨峰ワインのつくり
初披露となった「和愛(YAWARAI)」は、巨峰本来の華やかな香りと繊細な酸を引き出すよう設計されています。
製法は白ワインに近い手法で除梗破砕後プレスし、皮由来の淡いピンク色を抽出。香りがピークを迎えるタイミングでろ過し、あえて発酵を止めることで、巨峰らしいアロマを残しています。
テイスティングコメントは以下の通り:
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香り:白桃・ラズベリー・あまおう、スミレ、和三盆、微かなスパイス
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味わい:ドライ。優しい発泡と繊細な酸が支え、余韻に巨峰らしい甘さが残る
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ペアリング:天ぷら、鮨、鴨肉、白身魚、前菜、アジア料理など
特筆すべきは、その“軽やかさ”。酒質はアルコール10.8%、優しい炭酸と透明感のある酸が、食事の繊細さを損なわず寄り添います。
川島氏は最後にこう締めくくりました。
「巨峰がどんなワインになりたいのか、果実と対話しながら造っています。この一本が、人と人の縁をつなぐきっかけになれば嬉しいです。」
ブランド名に「心が解け、和らぎ、調和が生まれるきっかけであってほしい」という願いが込められた和愛(YAWARAI)。
新しい巨峰ワイン文化のはじまりに期待が高まります。
ラインナップ
| 商品 | タイプ | 容量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| YAWARAI Rosé Sparkling | ロゼ・スパークリング | 750ml | ¥5,500 |
| YAWARAI Rosé Sparkling Half | ロゼ・スパークリング | 375ml | ¥3,300 |
| YAWARAI Assemblage 1973×2024(限定50本) | プレミアムロゼ | 750ml | ¥73,000 |
KYOHO JAPAN 株式会社


磯部 美由紀
日本ワイン.jp 編集長
J.S.A認定 ワインエキスパート / C.P.A認定 チーズプロフェッショナル
映画 フロマージュ・ジャポネ 制作実行委員会 事務局長
https://nihoncheese.jp
ワイン記事監修実績:すてきテラス
Picky’s こだわり楽しむ、もの選び〔ピッキーズ〕
