日本一勝沼ワインの資料が揃うであろう山梨県甲州市「勝沼図書館」からのリクエストにより、日本ワインのドキュメンタリー映画「ヴァン・ジャポネ」のDVDを寄贈させていただきました。
(その他、同市内塩山図書館、大和図書館にも同時に寄贈)

こちらには、ぶどうワインコーナーが設けられており、多くのワインやぶどうに関する書物、資料が並びます。
そして、そうした取り組みが大きく評価されていることで有名な図書館なのです!

Library of the YearLoY2018」最優秀賞&オーディエンス賞のW受賞!

「LoY」とは、「良い図書館を良いという」ことを目標に、「NPO法人 知的資源イニシアチブ」が毎年授与する賞です。

「従来の図書館のイメージを覆す図書館サービスを提供し、これからの図書館の在り方を示唆するような先進的な活動を行っている機関を評価する」という観点から選考が行われています。

2018年は、LoY2018選考委員および外部推薦で寄せられた29施設・団体・サービスの中から第1次選考会・第2次選考会を経た4機関がLoY2018優秀賞に選ばれ、最終選考会での4機関によるプレゼンの結果、
「最優秀賞(審査員5名による投票)」と「オーディエンス賞(140名のお客さんによる投票)」の両方を勝沼図書館が受賞しています!!

「当たり前」の実践としての「ぶどうとワイン」という地域資源の開拓と活用

彼らは常に、各方面にアンテナを貼り、ぶどうやワインに関する資料収集を精力的に行っています。
実際に拝見した資料には、当時の書籍やパンフレットやチラシに至るまで、ここでしか見ることができないのではと思うような大変貴重なものが多くありました。

また、丸藤葡萄酒工業の大村春夫氏や、メルシャンの安蔵光弘氏など、多くのレジェンドと言われる勝沼の造り手たちの20歳代の姿も多く見ることができました。

その他にも、20年以上前から現在に至るまで、毎朝5紙以上の朝刊に目を通し、勝沼および山梨ワインやぶどうに関する記事を収集し資料として保管しているそうです。

LoYの受賞理由としても、

勝沼図書館は開館以来20年以上、「当たり前」のこととして、地域の歴史・文化・産業、 つまりは「生活」そのものである「ぶどうとワイン」に関する資料収集に始まり、地域資源としての「ぶどう・ワイン」に焦点を当てた地域研究を一貫して実践してきている。 (中略)
一連の取り組みは課題解決支援や農業支援と言う言葉が登場する以前から、当地における「当たり前」の実践としてなされていることも申し添えておきたい。

と記載があります。

勝沼ワインを知りたい方!勝沼図書館へ

勝沼ワインを勉強したい人、知りたい人は、飲むのはもちろん、巷に出ている教科書やネットの情報も便利ですが、一度勝沼図書館へ行かれることをおすすめします。

周辺にはワイナリーも多く点在しますし、有意義な1日を過ごせること間違いありません。

そして、数年この仕事をしてきた私自身こそ、早くこの存在を知っていればどれだけ仕事の効率があがったことかと強く思った次第です。

【勝沼図書館】
https://www.lib-koshu.jp/about/lib_katsunuma/

 

 

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