環境に配慮したパッケージとして開発された、キリンホールディングス株式会社の開発した、「メルシャン『おいしい酸化防止剤無添加ワイン』用軽量ペットボトル」。

この成果が評価され、6月3日(金)に公益社団法人 日本包装技術協会が主催する「第46回木下賞 包装技術賞」を受賞しました。

詳細についてお伝えしていきます。

「木下賞」について

「木下賞」とは、公益社団法人 日本包装技術協会の第二代会長 故 木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して創設された表彰事業。

1.包装の研究・開発に顕著な業績を上げたもの
2.包装の改善・合理化に顕著な業績を上げたもの
3.包装の新規分野創出に顕著な業績を上げたもの

これらに対して原則1部門に1つ授与される、国内の包装産業界では最も権威がある賞として知られています。

「包装技術賞」は、部門賞外の中から優れた業績のものに対して授与されます。

受賞技術の概要について

ガラス瓶が一般的であったワイン市場において、2010年にペットボトル入りワインを採用したメルシャン。

それ以来、国産ワインには広くペットボトルが使われ「軽い」「割れにくい」などの利便性から多くの支持を得てきました。

「メルシャン『おいしい酸化防止剤無添加ワイン』用軽量ペットボトル」の開発では、ワイン瓶を想起させる「ボルドー肩形状」と「胴部のすっきりとした形状」を両立させながら、従来から樹脂量を約15%削減した720mlペットボトルを新たに設計。

さらに、デザイン性の高いリブを配置することで、ワインの情緒感を表現しながら、軽量化しても持ちやすさを維持した形状に仕上げています。

今回の受賞では、ワインらしいデザインと環境調和性を兼ね備えたメルシャン史上最軽量のペットボトルを開発したことが評価されたとのことです。

ボトルも環境問題のひとつ

ガラス瓶が主流であるワインにおいて、ペットボトルはちょっと…といった方は多いはずです。

一方、日常的に楽しめるカジュアルなワインは大量消費されることが前提。

今後、ワイン市場でも「メルシャン『おいしい酸化防止剤無添加ワイン』用軽量ペットボトル」のように、栽培や醸造などだけでなく、ボトルにも関心が高まっていくかもしれません。

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