紀ノ国屋 渋谷スクランブルスクエア店が、新しくワインに対応した ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を使った実証実験スポットを設置。

期間は11月22日までとなっています。

詳細についてお伝えしていきましょう。

AIシステム「KAORIUM」について

「KAORIUM」は、セントマティックが開発した香りと言葉を相互に変換するAIシステム。

最先端のテクノロジーによって、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にするシステムです。

日本酒の風味を言語化するソムリエAIとして、2020年12月にローンチしたものですが、日本酒と同様に種類が豊富にあるワインでもソムリエAIを対応して欲しいとの要望が多く、また “香りを言語化するAI”としては、香りや味わいを大事にするワインとの親和性が高いことから、今回の実証実験実施に至ったとのことです。

ワインにおける「KAORIUM」

新しくワインに対応したソムリエAI「KAORIUM for Sake」は、人間の感性を自然言語処理によってワインとマッチすることができるAIシステム。

「癒やされたい」「気合を入れたい」などのなりたい気分や「フルーティー」「濃厚でリッチ」などの好みの味わいと、店頭にあるワインとのマッチ度を計算し相性の良い銘柄をレコメンドしてくれるとのこと。

これまでは経験と感性を持ったソムリエだけが可能であった「人間の感性にそった楽しいお酒選び」という接客体験が店頭でも実現可能です。

さらに、気分や味わいから選ぶだけではなく、AIが蓄積した膨大な風味表現データにより、ワインの風味のビジュアル化を実現。

「甘口なお酒」というアバウトな表現ではなく「濃厚」「プラム」のような風味を持ったお酒というように、銘柄ごとに具体的な「風味マップ」を表示することで、好みのワインがより選びやすくなっているとのことです。

参考

https://scentmatic.co.jp