山梨県の勝沼といえば、歴史あるワイナリーの多い地域として有名です。
その勝沼において35年前に、ぶどう栽培やワイン造りを通して“ワイン屋”に出来る町づくりを進めて行こうと、気鋭ワイン醸造家が集まり1987年2月に「勝沼ワイナリーズクラブ」が設立されました。

現在7社が参加して、甲州種を中心とした個性豊かなワイン造りに努めています。
そして今年は、設立から35周年。
2月16日に、35周年記念のワイン会が東京日本橋「Vinosity Maxime」にて開催されました。

大盛会!設立35周年記念ワイン会

まずは気になるワインリスト。
設立35周年記念ということで、貴重なバックヴィンテージや非売品のものなど、お祝いに相応しいワインを各社5種類ずつ持ち寄りました。
丸藤葡萄酒工業のフラッグシップワイン「ドメーヌルバイヤート」の2003年(国産ワインコンクール金賞受賞)や、町のトンネルカーヴに10年間眠っていた錦城葡萄酒「トンネルワインカーブ10年熟成古酒」2006年の甲州・・・
そして、クラブ設立の1987年の「シャトーメルシャン甲州鳥居平 」も!!
ワインリストを手にしたゲストたちは、これらの素晴らしいラインナップに心躍らせていました。

シャトー・メルシャン
原茂ワイン
白百合醸造
くらむぼんワイン
丸藤葡萄酒工業

 

蒼龍葡萄酒
錦城葡萄酒

 

 

 

 

 

 

 

会場では造り手たちのビデオメッセージが流れ、勝沼ワインのこれまでの歴史に思いを馳せたり、
次の世代を担っていく若い造り手達の未来に向けての思いを知ることができました。
とくに昔から勝沼のワインを応援するファンたちが目を細めていたのは、終始スライドショーで映し出される35年分の懐かしい写真の数々。
それらを眺め、生産者と会話し、その貴重な勝沼ワインを楽しむという最高のひとときとなったことでしょう。


会の最後に、丸藤葡萄酒工業の大村春夫氏は「歴史ある町なので、ぜひ遊びに来てください。新しいファン層にも『流石、味があるね』と言ってもらえるとありがたい。」とお話しになりました。

勝沼の歴史、味わい、想い、それらを大事に紡ぐ生産者と、愛し支える人々との温かな交流の場となった、素晴らしい35周年記念ワイン会の様子でした。