株式会社デクノボンズが、日本ではじめて国内で栽培されたブドウの種を搾ったグレープシードオイルを開発。(発売開始は2022年を予定)
純国産グレープシードオイルはワインを搾った後にでるワイン残渣(ざんさ)から種を取り出し、その種を熱をかけずにゆっくりと搾られたもの。
ここでは、日本ワインとの相性も良さそうな純国産グレープシードオイルについて紹介していきます。
構想から5年
純国産グレープシードオイルを開発したのは、国産原料のみを使用し、食油を製造販売している会社「株式会社デクノボンズ」。
同社は常にどうしたらお客様に感動を与えることができるか、地域に好循環を生み出すことができるか、安定した経営でチャレンジし続けることができるかを考え事業をおこなう中で浮かんだアイデアが、この純国産グレープシードオイルだったそう。
岩手県がヤマブドウ生産量日本一といった情報を耳したことがきっかけとなり、さらにひょんなことから県内でヤマブドウからワインを造るワイナリーと出会うことに。
ワインの絞り粕の処理に困っているといった話を聞き、そこからワイン残渣(ざんさ)を使ったオイル製造をスタート。
ゼロからのグレープシードオイルづくりだったこともあり、さまざまな困難があったそう。
そして、構想から5年。
ついに、純国産グレープシードオイルの開発に成功したとのことです。
ワインの香りがする風味豊かな仕上がり
同社が開発した純国産グレープシードオイルの特徴は、ワインの香りが楽しめるところ。
同オイルは一切熱をかけることなく搾られるため、既存の無味無臭のグレープシードオイルとは違う、ワインの香りがする風味豊かなグレープシードオイルに仕上げられているそうです。
日本のワインの風味が楽しめる、贅沢なグレープシードオイル。
日本ワインとぜひ合わせてみたいところです。
品種別で楽しめる可能性大
株式会社デクノボンズによると、2021年産からは複数のワイナリーで出たワイン残渣も受け入れ、年度産、品種、産地ごとに管理した商品を展開する予定だそう。
今後、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネの風味が楽しめるオイルといった、品種別グレープシードオイルが楽しめる可能性があるとのことです。
また、同グレープシードオイルの製造は、ワイナリーで処分されていたワインの絞り粕を新鮮なうちに町内の福祉作業所で選別。
その後、乾燥し、ゴミの減量にもつながり地球にも優しく、農業、福祉、食品加工との連携で今までにない価値を提供できる循環を生み出します。
日本ワインファンも必見の、純国産グレープシードオイル。
ぜひ、チェックしてみてはいかがでしょうか。
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