日本ワインのコンクールとしては国内最高峰のひとつ、”日本ワインコンクール”。
例年、7月頃に山梨県で開催され、25名の審査員の官能審査で視覚、香り、味、ハーモニーといった項目を評価し、100点満点で採点するものです。
21回目を迎える今年は、全国31道府県、153のワイナリーからトータル860アイテムのワインが出品され、342アイテムが受賞。
そして8月30日には、その受賞ワインが試飲できる大イベントが開催されました!
コロナ禍を経て、6年ぶりに開催となる日本ワインファン大注目のこのイベント、盛り上がりの様子をレポートです。
厳かながらも漏れでる個性が楽しい表彰式

県庁別館3階・V会場『セレモニア』にて開催された表彰式では、日本ワインコンクール2025でグランドゴールド、部門最高金賞、部門最高銀賞に入賞した合計35銘柄ワインのワイナリーにメダルと賞状の授与が行われました。
会の最初には「輸出量や国際コンクールでの受賞も増え、その魅力が広く認められつつある。そんな日本ワインの中での受賞ワインを味わい、その栄誉の瞬間を共有するのはとても貴重な機会。どうぞ楽しんでください」との長崎幸太郎山梨県知事からのメッセージが披露されました。
賞状の授与は、日本ワインコンクール実行委員会 会長 奥田徹氏より。
普段は立ち入れない歴史のある会場で、厳かに進められながらも、撮影タイムには受賞者のみなさまの個性溢れるポーズを見ることができたり、喜びのコメントを聞くことができ、表彰式に参加する愛好家の笑顔をさそっていました。
初の一般公開とのことだったが、日本ワインの応援者である飲み手が、造り手である受賞者とともに受賞の喜びを味わえる温かな表彰式でした。

欧州・国内改良品種等ブレンド 白部門にて金・部門最高賞受賞の”Tao Caprice Blanc2024”を造る駒園ヴィンヤードの近藤修通氏は、「すべてのブドウの個性を活かしながらバランスを取ることが難しかったが、このように評価していただけ嬉しい。」とコメントされました。(写真左)
国内改良等品種 白部門にて銀・部門最高賞受賞の”岩の原葡萄園 レッド・ミルレンニューム 2024 辛口”岩の原葡萄園社長の高岡成介氏は、「川上善兵衛さんの名に恥じぬよう美味しいワインを造っていきたい。」と想いを語りました。(写真右)

映えあるグランドゴールドを受賞されたのは、株式会社志太の「伊豆シンフォニー・レッド2022プレミアム」。
受賞者スピーチでは、ともにワイン造りに励む仲間や応援してくれている消費者の方へのお礼に加え、師匠である丸藤葡萄酒工業の大村春夫氏への感謝の想いも述べられました。醸造担当の水野直人氏(写真左)
その丸藤葡萄酒工業は、今回は「2023 ルバイヤートシャルドネ「旧屋敷収穫」」が欧州系品種 白 部門にて金・部門最高賞を受賞。社長の大村春夫氏(写真右)
また、表彰式では受賞ワインからの11銘柄のワインが提供され、それらをテイスティングしながら表彰式を観覧するという豪華な時間となりました。
山梨県庁を日本ワインのブースがジャック!


今回のテイスティングフェス会場はなんと山梨県庁。会議室やロビー、廊下に至るまで、普段は県職員たちが執務に勤しむような場所にまでワインが並び、なんとも不思議な光景です。
さらには県庁を囲む記念館や広場に至るまで、そこかしこに日本ワイン!
受賞ワインを中心にテイスティングーA会場では、階段踊り場にDJブースも設けられ、盛り上がりをみせていました。
さらには、受賞ワインに加え、コンクール出展されていない日本ワインも楽しめる!買える!とあって、B会場はかなりの盛況ぶりでした。

通路では、ラジオの生放送も。
造り手たちを招いての楽しいワイントークが会場のみなさまに届けられました。
また、屋外の中庭にもブースや食べ物ブースが出展され、簡単なお食事も楽しめるようになっていました。
広い会場のそこかしこにて、生産者とともに日本ワインが楽しめる贅沢な一日でしたが、この日の甲府の最高気温は39度。
この日ばかりは造り手のみならず、飲み手も温暖化の影響を深刻に体感されたかもしれませんね。

磯部 美由紀
日本ワイン.jp 編集長
J.S.A認定 ワインエキスパート / C.P.A認定 チーズプロフェッショナル
映画 フロマージュ・ジャポネ 制作実行委員会 事務局長
https://nihoncheese.jp
ワイン記事監修実績:すてきテラス
Picky’s こだわり楽しむ、もの選び〔ピッキーズ〕
