木材コーディネーターが仕掛けた、「国産広葉樹ワイン樽」と「山ぶどう」のALL JAPANワイン。
この森林を利活用する取り組みが、2023年度のグッドデザイン賞を受賞したとのことです。
詳細についてお伝えしていきます。
オールジャパンワイン「Kuzumaki Story1」
オールジャパンワイン「Kuzumaki Story1」を仕掛けたのは、木材コーディネーター の鈴木直子氏。
「未来の子どもたちに豊かな森を残したい」と考える同士に、「日本の広葉樹でワイン樽を作れないか」と10年以上前にとあるワイナリーから相談を受けていたそう。
現在も、日本のワイナリーで使われている樽のほどんどが米・仏からの輸入品。
テロワールの観点からも、その地域の葡萄、その地域で育った広葉樹を使った樽でワインを作ることができれば、高付加価値商品となり、そのワイン樽が普及するほどに、林業家へ還元する取り組みができると考えたことからプロジェクトがスタートしました。
森林、製材所、樽メーカー、ワイナリー、研究機関を一つ一つめぐり、コツコツと縁を繋げてききた結果、2022年に「Kuzumaki Story1」が誕生。
株式会社岩手くずまきワインが手がける、オールジャパンワインとなりました。
グッドデザイン賞について
この10年かけて作り上げてきた取り組みが評価され、<2023年にグッドデザイン賞 審査員のお気に入り>を受賞。
「Kuzumaki Story1」は限定300本で販売し、1週間で完売するヒット商品となっています。
日本の持続可能な森林を次世代に引き継ぐべく、
林業、製材、加工、樽製造、醸造など関わる人々や物、そして森をつなぐ取り組みを一層進めていきたいとのことです。
参考
【2023年グッドデザイン賞 受賞概要】
「国産広葉樹ワイン樽」×「山葡萄」 ALL JAPANワイン誕生!