10月31日、イカロス出版株式会社より安蔵光弘著『5本のワインの物語 Five wines’ Story』が発売されました。

本書の第1、2章は、2022年11月4日に全国公開される映画「シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~」の原作。

詳細についてお伝えしていきましょう。

安蔵光弘氏について

同書の著者である安蔵光弘氏は、日本ワインの品質向上を牽引してきたシャトー・メルシャンのゼネラル・マネージャー。

「現代日本ワインの父」と称される麻井宇介氏の教えを受け、「君が日本のワイン造りを背負っていってくれ」という麻井宇介氏との約束を果たすために、日本ワインの最先端を走り続けてきた人物です。

2020年からは山梨県ワイン酒造組合会長、日本ワイナリー協会理事も務める、日本ワイン界の重鎮といっても過言ではないでしょう。

『5本のワインの物語 Five wines’ Story』について

本書では著者がワイン造りを志してから現在までのエピソードを数年の期間ごとに分け、それぞれの時期で印象に残る5本のワインを軸に全5章で構成されています。

内容を下記にまとめました。

目次
はじめに
[プロローグ] ワイン造りを志す(1989年4月~1995年3月)
[第一章] シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー 1998(1995年4月~2000年12月)
[第二章] シャトー・レイソン 2003(2001年1月~2005年2月)
[第三章] メルシャン 甲州かおりロゼ 2006(2005年3月~2014年3月)
[第四章] 万力ルージュ2014(2014年4月~2018年12月)
[第五章] Cave an 万力ルージュ2019(2019年4月~2022年8月)
[エピローグ]

醸造の現場にいる著者だからこそ伝えられる、日本ワインが劇的に変わっていくプロセスのドキュメントといえるでしょう。

本書を読んで映画もチェック!

映画「シグナチャー」は、麻井宇介氏(本名・浅井昭吾)の意思を引き継ぎ、日本を世界の銘醸地にするため奮闘する安蔵光弘の実話を映画化した作品。

本書第1、2章が原作となっており安蔵光弘がシャトー・メルシャンに入社してから大先輩である麻井氏と出会い、麻井氏が病気でなくなるまでの知られざるエピソードが描かれています。

日本ワイン発展の礎を築き上げた麻井宇介氏と安蔵光弘氏の物語を、書籍・映画でチェックしてみてはいかがでしょうか。

書籍情報
書 名:5本のワインの物語 Five wines’ Story
著者名:安蔵光弘
発行所:イカロス出版
発売日:2022年10月31日
ISBN : 978-4-8022-1228-1
体 裁:A5判 ・420ページ
定 価: 2,860円(本体2,600円+税10%)
URL:https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=0&tidx=74&Page=1&ID=5320