日本のチーズ消費量は年々増加傾向にあり、生産されるナチュラルチーズのおよそ9割は北海道産です。
また、現在日本には300軒以上のチーズ工房や乳業メーカーが存在し、そのうちの158軒が北海道に位置しています。
日本でのナチュラルチーズの最も有名な産地と言えますね。

そんな北海道産ナチュラルチーズを一気に楽しめる国内最大級のチーズイベントが、2/10(金)渋谷ヒカリエにて始まりました!

「北海道地チーズ博2023」の魅力いろいろ

5回目の開催となる今回は、46社・約300種が集まりました。
購入はもちろん、食べ比べコーナーやゲストのトークショー等さまざまなコンテンツが用意されています。
会場内は、ステージを前方にし、ぐるりとチーズ生産者のブースが囲んでいます。
受付を済ませてすぐ左手に出店工房のパネルがありますので、まずはそれらを眺めて北海道チーズの概要を知るのもよいでしょう。
ついでにフォトブースで記念撮影し、気持ちを上げて入場です!

ホクレンアンバサダー森崎博之氏

ステージでは、北海道地チーズを牽引する造り手たちのトークショーや、カッティングの生パフォーマンスなどを楽しむことができます。
初日に行われた開会式には、TEAM NACS リーダー森崎博之氏も応援に駆けつけ、自身のチーズの楽しみ方を披露されていました。
「朝食のサラダに、ランチのピッツアやパスタなどにシュレッドチーズは欠かせない。
そして、子供たちが寝た後、妻とチーズを摘みながらワインを飲んでお喋りをするのが幸せなひととき。」とのこと。
森崎氏の日々にもすっかりチーズがとけこんでいる様子です。

チーズ初心者からこだわりのチーズマニアまで納得の食べ比べコーナー

お目当てはこの食べ比べ!との方も多いでしょう。
今回は、お好みのチーズ5種類を自由に選べる「セレクト5」と、テーマから選べる「セット5」が用意され、どちらも税込500円で楽しめます。
食べてみたかったものや気になっていたチーズ、これから購入しようか検討中のチーズをじっくり自身で選ぶも良し、
お任せのセット5で新しい運命の出会いに期待するのも良し。
そうこうしているうちに、2セット、3セットとつい食べ過ぎてしまいそうです。
ゲストのTEAM NACS リーダー森崎博之氏も、「これだけの北海道チーズを一気に食べ比べできる機会はそうないですからね。北海道でも難しいかも(笑)。」と笑顔で試食を楽しまれていました。

生産者から直接買える!

「しあわせチーズ工房」チーズ職人本間幸雄氏

チーズマニアの筆者にとっては、北海道に出向かずとも生産者とコミュニケーションをとりながら購入するチーズを選べるというのは非常に魅力的です。
ワインもそうですが、やはり造り手の説明があるとより一層「飲んでみたい!」「食べてみたい!」気持ちが高まりますし、実際に食す際も生産者のこだわりや想い、背景なんかを知っていると味わいも変わってきます。

今の時代、オンラインで購入できるチーズも数多くありますが、やはり生産者の声が聞けることや、北海道からのクール便の送料がかからなくて済む(意外と大事だったりします。浮いた送料分でチーズもう一個多く買える!)ことは嬉しいですね。

開会式の様子

(左より)農林水産副大臣勝俣孝明氏・農畜産業振興機構副理事長庄司卓也 ・ホクレン代表理事副会長西川寛稔氏・ホクレンアンバサダー/TEAM NACSリーダー森崎博之氏

来賓の農林水産副大臣勝俣孝明氏は、現在の国産ナチュラルチーズの品質向上や国際的競争力の高まりを伝えるとともに、「多種多様なチーズを知ってもらい、国産チーズを選び楽しんでほしい」と消費者に呼びかけられていました。
また、鈴木直道北海道知事からは「美味しく食べるのが何よりもの応援となる」とのメッセージも。

主催は、ホクレン農業共同組合連合会。
ホクレン代表理事副会長の西川寛稔氏の開会にあたっての挨拶では、「国産ナチュラルチーズが品質向上してきている一方で、長引く新型コロナやウクライナ侵攻等の影響により、酪農情勢の足元は厳しい状況におかれている。
酪農家や工房が安心して生産に取り掛かれるような環境を作っていきたい」と話されていました。

私たちが毎日の食卓に一品多くチーズをはじめとする乳製品を取り入れていくことが、国産チーズを活性化することに繋がるということですね。
日本ワインを楽しむ時間には、ぜひ日本のチーズを選んでみてはいかがでしょう。
北海道のワイン×北海道地チーズの同産地ペアリングなどもオススメです。

「北海道地チーズ博2023」概要

開催期間:2月10日(金)〜2月13日(月)
開催時間:11:00~20:00* 最終日のみ11:00~18:00
開催場所:渋谷ヒカリエ ヒカリエホール ホールA(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ9階)
入場料:無料

北海道地チーズ博2023公式HP

https://jicheese.com/

渋谷ヒカリエ会場外でも各種楽しいコラボ企画!

ぜひ会場に足をお運びになることをお勧めしますが、生憎都合がつかない方、遠方にお住まいの方にも嬉しいコラボ企画も同時開催されています。

都内レストラン6店舗にて、北海道地チーズを使った期間限定コラボメニューが楽しめます

・上原デリー(代々木上原)
・GARB Tokyo(丸の内)
・eplus LIVINGG ROOM CAFE&DINING(渋谷)
・ARK HiLLS CAFE(六本木)
・GOOD MORNING CAFE(品川)
・サンシャイン クルーズ・クルーズ(東池袋)

ARK HiLLS CAFE 北海道産ブルーチーズバーガー
上原デリー イチゴとマッシュルーム・ブルーチーズのサラダ

 

 

 

 

 

 

 

会期に間に合わない方!【サブ会場】MILKLAND HOKKAIDO→TOKYOへ!!

北海道地チーズ博2023のサブ会場として、自由が丘にある北海道の酪農の魅力を発信するアンテナショップ
「MILKLAND HOKKAIDO→TOKYO」(東京都目黒区自由が丘1-26-16山川ビル1F2F)では、オリジナルメニューや限定アソートセットを展開する『北海道プチーズ博2023』が開催されています。

こちらの開催期間は2月28日(火)まで。
渋谷ヒカリエ会場で人気のソフトクリームが、こちらでも食べられます。

オンラインでもプロがセレクトする北海道地チーズを楽しめる!

毎日のおいしいシーンに!「北海道地チーズ博2023限定アソートセット」が2月10日(金)より、数量限定で販売されます。
会場でもチーズの楽しみ方を伝えてくれたチーズプロフェッショナル石川尚美さんが監修したセットです。
その内容は、「特別な日だけではなく、毎日の食事に溶け込む様々な地チーズを提案」するものだそう。
お家で北海道地チーズを楽しむきっかけにされてはいかがでしょうか。

【購入はこちらから】
https://www.hokuren-greenplus.jp/html/page100.html

日本ワインに相性抜群の日本のチーズ。
都内でこれほど最大規模の北海道地チーズの祭典は他にありません。
ぜひこの機会に、みなさまに合った形で北海道地チーズを存分に楽しんでください!