岩手県花巻市に2019年にオープンした小さなワイナリー、アールペイザンワイナリー。

同ワイナリーを運営する社会福祉法人悠和会が現在、耕作放棄地で栽培したりんごを原料としたクラフトシードルを提供するクラウドファンディングプロジェクトをスタートさせています。

日本ワインを造るワイナリーの中にはブドウから造られるワインだけでなく、リンゴを原料とした「シードル」を製造する場所も少なくありません。

日本ワインを愛する人たちの中もシードルに注目している方も多いはず。

ぜひ、今回のクラウドファンディングプロジェクトに注目してみてください。

プロジェクト概要

アールペイザンワイナリーは、耕作放棄地を新たに開墾し“りんご”とブドウ“”を栽培するワイナリー。

運営母体である社会福祉法人では地域に根差した活動をおこなう中で高齢農家からの相談も寄せられるようになったとのことで、2018年には長年耕作していなかった水田を活用し、ブドウの苗木を植え、ワイン用ぶどうの栽培も始めているそう。

今回のプロジェクトは、アールペイザンワイナリーを知ってほしいことはもちろん、地域課題を解決するために挑戦したといいます。

品質の高いファーストビンテージのクラフトシードルが届く!

同プロジェクトの注目すべき理由はその思いはもちろんながら、同ワイナリーが醸した良質なシードルがお礼として届くところ。

アールペイザンワイナリーは2019年に収穫したりんごで「ポム・シュクレ2019」というシードルを仕込んでおり、なんと第四回フジ・シードル・チャレンジ2020にて、SILVER(銀賞)を受賞。

しかもこのコンクールは世界5カ国、69点に及ぶ出品の中からシードル業界やワイン業界の著名人が集まり審査されたということなので、品質に一切の不安はありません。

食事に寄り添う味わいを目指し、特に和食に合わせて楽しめるよう試行錯誤した結果、果実味を生かしつつドライでクリーンな味わいに仕上げたということなので、同プロジェクトの未来を知るための指標としては申し分ない返礼品となっているのではないでしょうか。

調達資金の使途は?

今回のクラウドファンディングプロジェクトで集まった資金はどのようなことに使用されるのか、それが注目です。

同ワイナリーによると、今日本ではまだ珍しい「プティマンサン」の苗木を購入したいと考えており、耕作放棄地の再生利用を継続するために花巻にシードル、ワイン造りを根づかせ、50年後、100年後といった花巻の未来につながる「暮らし」そのものを醸成する場にしていきたいと考えているとのこと。

今回のクラウドファンディングプロジェクトはすぐに結果が出るものではありませんが、未来の農地のための重要なプロジェクトであることは間違いありません。

共感できる方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

花巻のプティマンサンを飲みたい!

プティマンサンといえばフランス南西地方のワインに多く使用されてる品種であり、まだまだ日本では少ない希少な品種。

それが岩手県花巻から生まれるというのは、なんともロマンがある話です。

花巻のプティマンサンを飲みたい、そして耕作放棄地を救いたい。

そう思えた方は、ぜひ支援してみてはいかがでしょうか。

 

詳細

■クラウドファンディング概要
開始日:2021年6月11日(金)~2021年8月29日(日)
目標金額:500,000円
プロジェクト方式:実行確約型
お申込み・詳細は「ふぁんドリ」プロジェクトページ

■プロジェクトオーナー

社名:社会福祉法人悠和会
所在地:岩手県花巻市幸田4-116-1
会社HP
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