麻布十番にひっそりと佇む、食材にこだわったハイクオリティなフランス料理が楽しめる「エルブランシュ」(Aile Blanche)。
「料理とワインのマリアージュ」をテーマに、兄がシェフで弟がソムリエのレストランです。
兄弟だからこその息の合ったマリアージュを提供してくれる、美食家やワイン好きにとても人気のフレンチです。

そのエルブランシュがこの度16周年を迎え、3月24日には記念イベントとしてNAGANO WINE応援団運営委員会代表の花岡純也氏と映画「ヴァン・ジャポネ」の監督NORIZOプレゼンツの長野ワインペアリングディナーが開催されました。

花岡氏には長野ワインについての魅力をたっぷりと語っていただきました。

 長野食材にこだわったフレンチと長野ワイン

 

当日のメニューはこちら。
「食材とワインで巡る長野県」のテーマに相応しく、長野から取り寄せた旬の食材がふんだんに使われています。
信州サーモンは、子供を産むことがなく、その栄養分を余すことなく一代の体に溜め込んだという贅沢な食材。大事に味わいたくなりますね。
信州の冷涼で豊かな風土とアルプスからの清らかな水のもと、認定農場の厳密な生産管理によって育てられた信州プレミアム牛は、脂肪が滑らかで口どけが良く、柔らかさと風味に優れています。

小川智寛シェフの技で洗練されたフランス料理へと昇華させられたそれら長野食材は、見た目に美しい彩りに溢れ、口に運べば一瞬でそのお味に耽溺するような幸せを味わえます。

長野ワインのラインナップはこちら。

・楠わいなりー/スパークリングワイン「吉祥」
乾杯に使われたこちらは、ブランドブラン。多くの要人達の会議等で使用される世界的に人気のワインです。

・Rue de Vin(リュードヴァン)/ソーヴィニヨンブラン
品種特性がストレートに味わえ、厚みのあるソーヴィニヨンブランは、サーモンに添えられたわさびクリームの爽やかさによくマッチしていました。
この地でソーヴィニヨンブランという品種を根付かせた代表的なワイナリーのひとつ。

・サンクゼール/サンクゼールシャルドネ Vieille Vignes(ヴィエイユ ヴィーニュ)
樹齢25年以上のシャルドネを使ったもの。とてもふくよかで、時間が経つと白い大きな花のような芳香がリッチ。
・安曇野ワイナリー/シャルドネ
補糖、補酸一切なしノンバリックのシャルドネは、とてもクリーンな味わいです。MLFからの丸い酸がとても心地よいワイン。

信州サーモンマリネに合わせたシャルドネは贅沢にもこれら2種類。
タイプの違うシャルドネ飲み比べを楽しみました。

・ヴィニクローブ/ピノ・ノワール
ファーストヴィンテージのリリース後一瞬で完売となった幻のワイン。
繊細でありながらも優雅な味わいのピノ・ノワールは、ACブルゴーニュに近いタイプです。
バレリーナが踊るエチケットはリリースされたワイン一本ずつ違っていて、一枚として同じラベルがないのだとか。
ビーツの美しいピンク色との見た目にも相性バッチリです。
長野ビーツのポタージュのクリーミーさと胡桃やコプリーヌのコクがとてもよく会い、素晴らしい温菜でした。

・アルプス/ミュゼ・ドゥ・ヴァン maestro 塩尻シラー
ロタンドンというシラー特有のスパイス香がしっかりと感じられるワインで、きれいな脂がバランスよく入ったポワレによいアクセントとなりました。

・ドメーヌヒロキ/ルヴェ デュ ソレイユ
メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドによるボルドータイプの赤ワイン。
3ヴィンテージ目のリリースで、すでに日本ワインコンクールで金賞を受賞、5月に開催されるG7広島サミットでも各国要人たちに振る舞われる実力ワイン。

メインの信州プレミアム牛のポワレに合わせたワインは、またまた以上の2種類でした。
そして、この低温でゆっくりと火入れされたお肉は、とても柔らかく上品な旨みがたっぷりでした。

・サンサンワイナリー/ポムデセール
シナノゴールドのキャラメリゼのデザートには、シードルが提供されました。
甘酸っぱく低アルコールに加え、グルテンフリー、プリン体オフという要素も健康志向や美容にこだわる女性に人気の理由のようです。
カリウムやビタミンも豊富なので、私もワインだけでなく少しシードルを飲む習慣をつけてみようと思います。
長野の食材とワインを贅沢に楽しめる素晴らしいディナーでした。
16周年イベントなので、今回限りなのかしら?と思われたみなさまに朗報です!

4月1日から日本ワインのペアリングディナーのプランがスタートするそうです!

日本ワインファン待望!4月1日から始まる日本ワインペアリングプラン

食材にもワインにもこだわりが感じられるエルブランシュのディナー。
クラシカルとモダンを掛け合わせたフランス料理に、日本ワインに特化したペアリングを提供する本格的な「日本ワインぺリングプラン」が4月1日からスタートします。

冷前菜にはすっきりとした甲州種など、その日の料理内容にあわせた日本ワインが用意される予定です。
コース料理(5皿)× 乾杯シャンパン+日本ワイン3杯 (各100ml) 19,800円。

食事との相性のよさから注目されつつある日本ワインを使用することで、今後も日本ワインや食材を使った、その土地の魅力や認知度向上に向けての取り組みを進めていく予定だそう。

 

日本ワイン(テールドシエルワイナリー)・ペアリングプラン

今回の「日本ワイン・ペアリングプラン」のスタートを記念して、シャンパーニュと長野県小諸市にあるテールドシエルワイナリーのワインとのペアリングプランを4月1日(土)のみ、6名限定で提供予定です。
コース料理(5皿)× 乾杯シャンパン+テールドシエルワイナリーのワイン3杯 (各100mℓ) で19,800円。

<日本ワイン(テールドシエルワイナリー)・ペアリングプラン>
提供日:4月1日(土) ※1日限定プラン
人数:6名様限定
価格: 19,800円
内容:コース料理(5皿)× 乾杯シャンパン + テールドシエルワイナリーのワイン3杯(各100mℓ)
・ダニエルデュモン ブリュット・グランレゼルヴ NV
・テールドシエル ソーヴィニョン・ブラン 2020
・テールドシエル シャルドネ 2020
・テールドシエル メルロ 2020

ご興味のある方、ぜひお店にご予約ください。
「日本ワイン・ペアリングプラン」は4月1日(土)以降、常時提供予定。

麻布十番エルブランシュ
https://aileblanche.info/

 

エルブランシュ(Aile Blanche)

シェフ小川智寛

箱根のオーベルジュ・オーミラドーをはじめ、京都のヌーヴェルフォンテーヌやロリヴィエを経て24歳で渡仏。
ブルターニュのオーベルジュ・グランメゾンやアルザスのランスブルグ、カンヌのル・ムーラン・ド・ムージャンなど、5つの星つきレストランで3年間修行。
帰国後、東京(大崎)のラフェクレールのシェフを務め、2007年、麻布十番にエルブランシュをオープン。

ソムリエ/マネージャー 小川 雅之

恵比寿のタイユヴァン・ロブション(現ガストロノミー・ジョエル・ロブション)のソムリエを経て、西麻布のワインバー「ル・キャビスト」のソムリエとしてブルゴーニュワインのエキスパートとなる。
その後、ラフェクレール(大崎)のマネージャーを務め、2007年、兄の小川智寛と共にエルブランシュをオープン。