歴史あるワイナリーが軒を連ねる山梨県甲州市勝沼。
なかでも老舗中の老舗、1924年創業の原茂ワインにお邪魔してきました。
原茂ワイン・・・昔このあたりは「原」と呼ばれる地名であったことと、当主が代々茂左衛門を襲名していたことから「原茂」となったそうです。

当時は近隣の農家さんたちが葡萄を持ち寄って、自分達の飲む分のワインを造る共同組合として設立され、その後1970年代に株式会社となりました。
現在は自社畑1.5ha、地元農家との契約畑が4ha、年間生産量は50キロリットルです。

専務取締役の山崎紘央さんにお話しを伺いました!

HARAMO WINEで造られるワイン

地元の葡萄を使って健全なワインを造ることが大前提。
とても古い建物ながら、醸造所内もショップに至るまでとても清潔です。
そして、葡萄の状態をみながらそれに合わせて丁寧に醸造していく。

取り扱っている品種は、甲州をはじめ、アルモノワール、シャルドネ、メルロー、シラーなど。
なかでも、カベルネ・ソーヴィニヨンとツヴァイゲルトレーベの交配品種であるアルモノワールには力を入れているそう。
山梨県果樹試験場で造られたこの品種は、県内で栽培されているところも多くなっていますが「HARMO NOIR」の綴りが「HARAMO」と似ていることも社長が気に入っているそうですが、なるほど覚えやすいですね。

そのアルモノワールも今年は6年目。収穫量も多くなってきているそうで、今後がますます楽しみです!

葡萄棚の木漏れ日が心地よいガーデンテラス

明治時代に建築された趣深い建物と、その母家の瓦屋根と繋がるような大きな葡萄棚が広がるお庭が素敵です。
よく見るとこの葡萄棚、一本の古い大木で出来ています。1949年に植えられたシトロンネルという生食用の品種。
ここでも歴史を感じます。
葡萄棚の下でワインが楽しめるようにもなっており、暖かい季節にはぜひお外でワインを楽しみたいですね。

もちろん、古民家カフェのようなお洒落な母家でテイスティングも可能。
ワインの選択肢は約12種類くらい!いろいろ試してお好みのワインを見つけてみてはいかがでしょうか。

春の気配を感じたら、お出かけしたくなるようなワイナリーです。
葡萄棚の下で原茂ワインのアルモノワール、とってもおすすめです。

 

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