近ごろ、おいしいパンを“アテ”にお酒を楽しむ「パン飲み」と呼ばれる食のスタイルが人気です。
パン好き&お酒好き待望の食トレンドですが、パンに合わせるのであればお酒はワインをチョイスしたいところ。
今回、自宅でも手軽に楽しめる「パン×ワイン」のパン飲みレシピを紹介します。
料理研究家の尾田衣子さん考案の、キャンベル・アーリーとパンのパン飲みレシピです。
「パン飲み」するならキャンベル・アーリーがおすすめ

パン飲みは、おいしいパンをおつまみにお酒を楽しむ食のスタイル。
アテにするパンはもちろん、お酒の種類も決められているわけではありませんが、ワイン好きであれば「パン×ワイン」の組み合わせを楽しみたくなります。
酸味のある天然酵母のパンにはナチュールワインなど、おすすめの組み合わせは存在しますが、自宅でパン飲みであればよりカジュアルな組み合わせがおすすめです。
そこで今回、用意したのがキャンベル・アーリーからつくられたワイン。
キャンベル・アーリーは1892年にアメリカで誕生し、1897年に日本に導入された黒ブドウ品種です。
早く収穫できる黒ブドウとして知られていますが、産地によって収穫期はさまざま。
今回は9月下旬以降に北海道後志地方で収穫されたキャンベル・アーリーを使った、函館ワインの『酸化防止剤無添加 キャンベルアーリー』を使用しました。
味わいはやや甘口ですが、酸もしっかりと感じられる洗練された仕上がり。
ストロベリーやスイカ、サクランボ、ほのかなスパイス、花のようなフローラルさなど華やかで甘酸っぱい香り。
口に含むと優しい果実の甘さを感じますが、中盤から後半にかけてドライな印象になるため後味はすっきりとしています。
パン自体のほのかな甘みと酸味にキャンベル・アーリーの甘酸っぱさがよく合うため、パン飲みに使うワインとしては万能です。
パン飲みのお供として、ぜひ使ってみてください。
キャンベル・アーリーに合わせたいパン飲みレシピ
キャンベル・アーリーは、パン飲みのお供に最適なワインです。
今回、料理研究家の尾田衣子さんが考案したのは、キャンベル・アーリーのフルーティーな香りと甘酸っぱい味わいに合わせたパン飲みレシピ。
手軽に再現できるレシピなので、ぜひ参考にしてみてください。
から揚げタルタルサンド

- 【材料】4個分
唐揚げ(市販)…4個
まるパン…4個
らっきょう…30g
マヨネーズ…大さじ1
ヨーグルト…小さじ2
ベビーリーフ…適量
はちみつ…小さじ1
粒マスタード…大さじ1/2
- 【作り方】
①から揚げは2等分にする。らっきょうはみじん切りにし、マヨネーズ、ヨーグルトと混ぜ合わせる。
②はちみつと粒マスタードを混ぜる。
③パンに切れ目を入れ②を塗りベビーリーフ、から揚げを挟み①のらっきょうタルタルをのせる。
- Point
★からあげは市販のものを使用。はちみつと粒マスタードを混ぜたハニーマスタードをパンに塗り、からあげを挟んだらヨーグルトとマヨネーズ、らっきょうで作るタルタルを乗せています。キャンベル・アーリーはチキン南蛮に合うと聞いていたので、からあげを少しだけアレンジしたパン飲みレシピです。パンはまるパンを使っていますが、ロールパンでもOK。パンの甘みも足されて、よりワインと合わせやすくなります。
- ペアリングコメント
★タルタルの酸味とキャンベル・アーリーの甘酸っぱさがマッチ。らっきょうのほのかな甘みと苦みもポイントです。からあげの塩味とキャンベル・アーリーの甘酸っぱさが加わると、甘めのタレを絡めたような味わいになり楽しいペアリングに。酸味がしっかりとしたワインだけに、後味も爽やかです。
スイカと塩麹クリームの大人フルーツサンド

- 【材料】4個分
すいか…100g
バゲットスライス…10枚
水切りヨーグルト…大さじ4 ※ボウルにザルをのせてキッチンペーパーを敷き、ヨーグルトを入れる。冷蔵庫で1時間以上置く。
クリームチーズ…30g
塩麹…小さじ1
はちみつ…適量
黒コショウ…適量
オリーブオイル…適量
- 【作り方】
①スイカは1㎝幅ほどにスライス。
②水切りヨーグルト、クリームチーズ、塩麹、はちみつを混ぜ合わせる。
③バゲットスライスに②をぬり①をのせ、黒コショウ、オリーブオイルをかけミントを添える。もう一枚のバゲットスライスにも②をぬり、挟んで食べても。
- Point
★キャンベル・アーリーのスイカのような香りと味わいに合わせて、スイカをチョイス。バゲットにディップするソースは、ペースト状にするために水切りヨーグルトとクリームチーズを使用し、そこにはちみつと塩麹で旨みをプラスしています。その上にみずみずしいスイカを乗せ、オリーブオイルと黒こしょう、ミントを乗せました。もう一枚バゲットを挟んで食べても美味しくいただけます。
- ペアリングコメント
★キャンベル・アーリーの甘酸っぱくみずみずしい味わいとスイカは、ほぼ完璧な組み合わせ。そこに塩麹の塩味とヨーグルトなどの酸味、はちみつの甘みが加わることで、さまざまな味わいが交差するおもしろいペアリングが完成します。黒こしょうのスパイスとオリーブオイルのまろやかさ、ミントの爽やかな香りも、キャンベル・アーリーの甘みに包み込まれる、至福の組み合わせです。
まとめ

「パン飲み」というと、ベーカリーカフェやビストロで…というイメージですが、自宅でも手軽にクオリティの高いパン飲みを楽しめます。
キャンベル・アーリーのように、そもそもパンの自然な甘みと塩味に合わせやすいワインをチョイスすれば、ペアリングの幅もグンと広がるはずです。
自宅で手軽にパン飲みがしたい。
そんな方は、ぜひ今回のレシピを参考に挑戦してみてください。
参考

料理研究家/分子栄養学アドバイザー
オリーブオイルソムリエ
尾田 衣子(Oda Kinuko)
料理研究家・オリーブオイルソムリエとして、ワインの個性を引き立てるタパスや家庭料理を多数考案。
現在は、ワイン×タパスの少人数制イベントを中心に活動。
「難しい理屈より、家で再現できて“ちゃんと美味しい”こと」を大切に、初心者にも分かりやすい言葉でワインの楽しみ方を伝えている。
また分子栄養学をベースに“ワインを楽しみながら体を労わる食の工夫”にも定評があり、大人世代に向けた“心と体が軽くなるワイン時間”の提案を行っている。
