「今日はご馳走作ったからワインを買おうとっ♪」
はりきってスーパーに向かったのはいいものの、、
赤、白、スパークリング
棚にずらーっとワインがある中で何を買っていいか分からない!!
こんな経験ありませんか?
レストランではソムリエさんがおすすめを選んでくれるけど、おうちでは自分で選択しなければなりません。
あなたがソムリエです。
私は恥ずかしながらワインエキスパートの勉強をはじめるまでお料理とワインを合わせるって発想がありませんでした。だから、ちらし寿司をつくって、なんとなく気分でどっしりとした赤ワインを合わせるなんてこともしていましたね。
まぁ悪いことではないんですけど。
今考えたら、、、あの時の自分にアドバイスをしてあげたいなって思うときが多々あるのです。笑
ワインのちからでたくさんの人にもっと食事の時間を楽しくなってもらいたい!!
ということで今回はおうちごはんに合わせるワインの選び方、3つのコツをお伝えします♪
①色を合わせる
一番のオススメは、食事とワインの色を合わせること!!
赤、白、ロゼ、オレンジワイン
最近では種類が豊富なワインです。
ファッションではよく「引き算」が大事と雑誌で書かれています。引き算とは例えば、トップスに派手な赤を選んだらボトムスは白いニュートラルなものをもってくるみたいな。バランスをよく見せるために派手なアイテムに大人しいアイテムをMIXすること。
しかし、ワインの世界では引き算ではなく
むしろ「足し算」なのです!!
足し算とは、お食事とワインは同じ系統の色ものを合わせるということ。
例えば、お肉には赤ワイン、お魚には白ワイン。
お肉だと特に赤身のお肉は赤ワインがぴったり合います。逆に、鳥のささみは色が薄いので白ワインでも相性がよいでしょう。お魚だと白身魚の天ぷらは迷わず白ワインを選びます。中トロは、軽めの赤ワインでも相性が良いでしょうね。
先程ちらし寿司にどっしりとした赤ワインを合わせた経験があると書きましたが、ちらし寿司の色合いは白とピンク。だから今の私だったらロゼワインを選びます。
このように色で判断するとマリアージュの成功率がぐんと高くなります。
ファッションでいうと、柄ものと柄ものをMIXする、そう。大阪のおばちゃんに近い感覚でいいんです。
②産地を合わせる
ワインは世界中で作られていて現在日本だけでみても、奈良県と佐賀県を除いた45都道府県でワインが作られています。
ワインのラベルをよく見てみると大体のワインには国名が書かれているんです。コンビニに行くとリーズナブルで美味しいチリワインが並んでいますね。
ワインの色が決まったら、次は「産地」で選ぶことをオススメします。
例えば
和食だったら日本ワイン
ハンバーガーだったらカルフォルニアワイン
ピザだったらイタリアワイン
昔の人の言葉を借りるなら「目には目を。歯には歯を。」食事と同じ出身地のワインは合わせやすいのです。
海外旅行をしたとき、その国の地ビールで最初乾杯したことはありませんか?国々によって甘さや苦味が全然違いますよね。ワインも一緒で国の特色があらわれているのです。日本ワインだったら和食に通ずる繊細さ、奥ゆかしさなど。和食と同じ特徴を持っています。
シンプルにお料理とワインの出身地を合わせるだけでマリアージュの成功率はあがります。
テーマを決めて、おうちで海外旅行気分を味わうのもいいですね♪
③品種でチェックメイト
ここまで来たらあなたは立派なワイン通。
品種(ぶどうの種類)で選ぶことは相当難しいです。私でも迷います。なぜなら飲まないと覚えられないし、産地や作り手さんによって同じ品種でも全然違った味わいになるから。
だから、一番はお気に入りの品種を見つけること。
例えば、カベルネソーヴィニオンのワインが好きだとしたら
塩胡椒で味付けしたお肉だったら日本産を
赤ワインソースで煮込んだお肉だったらフランス産を
同じ品種でも産地によって味わいが全く違います。だから、お気に入りの品種を知っておいてお料理に合わせて産地を変えていく、という方法がオススメです。
もう少し詳しくなりたい方は品種の個性を知ること。
例えば、ソーヴィニオンブランという品種はハーブの香りが特徴的なので、ローズマリーの味付けが効いた料理に良く合います。
このように、品種の個性を知ることでもっと楽しく選択できるようになりますよ。
個性を知る近道はたくさん飲むこと。ただそれだけ!!
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございます♪
ワインとお食事を合わせることを「マリアージュ」と言います。直訳は「結婚する」という意味。
ワインだけでは味わえない、食事だけでは味わえない幸せが二つ重なると訪れるのです。本当、結婚と一緒ですね!!(私にはまだ分からないけど汗)
ワインを楽しく選んで今晩の食事と合わせてみてくださいね。
皆さんのおうちごはんがワインでもっとハッピーになりますように♪
日本ワイン.jp ★ 編集長★
本サイトの編集長兼動画コンテンツクリエーター
皆様に日本ワインをより楽しんでいただけるよう、現地取材やインタビュー動画など、様々な情報を独自の視点でお届けします。
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