コロナ禍も明けて日本に自由に往来できるようになった現在、香港の人々は新たな日本産品を求めるようになってきました。
その中の一つ「日本ワイン」は、比較的新しいコンテンツとしてその注目度が高まってきています。
そして、その香港やアジア各地でにおける「日本ワイン」の認知を高めるためのワインコンクール「香港和酒アワード」が開催されます。
香港和酒アワードとは
香港和酒アワードは、⾹港にて⽇本ワインを発信することに情熱を注ぐ
若き経営者「ケネス・リー」氏が経営する「The Time Sommelier ltd.」が主催するワインコンクールです。
2020年に第1回を開催。2023年は第4回を迎えます。これまでにも、たくさんの⽇本ワインが参加してきました。
⾹港の飲⾷業界のプロフェッショナル向けのトレードショーである『レストラン&バー⾹港(RBHK)』も協⼒し、本アワードのさらなる発展を⽬指しています。
⾹港では、あらゆる価格帯の⽇本⾷レストランの認知度と店舗数が伸びています。同時に、⽇本ワインもここ数年、市場で認知され、バイヤーに意識されるようになりました。
⽇本ワインのセレクションが増え、有名なレストランやホテルで取り扱われています。
香港和酒アワードの審査員は、ワイン・⽇本酒審査員、ワイン・⽇本酒ジャーナリスト、輸⼊業者、ソムリエ、シェフ、教育者など、⾹港の様々なジャンルで活躍する、飲⾷業界のプロフェッショナルで構成されています。
第4回目となる2023年度より、本サイト「日本ワイン.jp」を運営する株式会社CruX(クリュックス)が日本事務局として参画。
日本中のワイナリーへ広く周知を行い、コンクールを盛り上げる活動を行なってきました。その結果、今年は過去最高の参加ワイナリー数と出品ワイン数を獲得しています。
いよいよ2023年8月16日に、 香港のCORDIS HOTELで審査会が開催されます。ワイン業界のプロたち15名が集い、152種類のワインの評価を行なっていきます。
そして、2023年9月6日に香港のエキシビションセンターで行われる展示会「Restaurant and Bar Hong Kong 」にて、結果発表と受賞式が行われる予定になっています。
最高賞であるプラチナ賞を獲得するのは、いったいどのワインなのか? 結果が待ち遠しいですね。
審査会や授賞式の模様などは、もちろんこの日本ワイン.jpにてご紹介いたします。お楽しみに!
過去最大の出品ワイン数
第4回目となる香港和酒アワードは、過去最大の規模になりました。
北海道から九州まで、以下の42ワイナリーがチャレンジし、152種類のワインが出品されます。
ワイナリーからの出品に加えて、香港現地の代理店経由での参加、日本事務局であるクリュックスからの推薦、など多彩な顔ぶれが揃いました。
結果はもちろんですが、それぞれの審査員の方々の反応も気になるところです。そこもいまから楽しみです。
香港のワイン業界関係者の声
今回の香港和酒アワードに先駆けて、取材班は春先に香港へと向かいました。香港で活躍するトップソムリエ、飲食店や小売店のバイヤーなど、日本ワインに興味をお持ちの皆様に独占インタビューを実施するためです。
世界中のグルメが集う国際都市香港で、ワイン携わるプロたちは日本ワインをどう見ているのか? 生の声をお届けします。
<Part 1> 視聴時間 約5分
・Kenneth Lee 氏 : The Time Sommelier ltd. CEO
・ReezeChoi 氏 : 世界最優秀ソムエリエコンクール パリ大会 第三位
<Part 2> 視聴時間 約5分
・Alex Wai 氏 : 鉄板焼きレストラン Crown Super Deluxe / Head Sommelier
・Carlito Chiu 氏 : 日本食レストラン ando / Head Sommelier
・Justin Ng 氏 : マンダリンオリエンタル香港 レストラン The Aubrey / Head Sommelier
・Yvonne Wang 氏 : 高級スーパーマーケット City Super / Wine buyer
日本ワインを体感するディナーイベントも開催
審査会の会場である香港COEDIS HOTELには、明閤(Ming Court)という広東料理レストランがあります。
こちらはミシュランガイド香港2023にて1つ星を獲得している、地元で人気のレストランです。
審査会が行われる2023年8月16日の夜には、その明閤(Ming Court)にて、日本ワインを体感できるディナーイベントを開始します。
北海道から九州まで、各地を代表するワインを少しずつ体験できる、贅沢なディナーイベントです。
もちろん、お料理とのペアリングも考えられていて、その美味しさはミシュランお墨付き!
ゲストの皆様に対して、私も少しお話しする予定です。
日本ワインの新たなムーブメントがはじまる
これまでも、日本ワインは香港で親しまれてきました。しかしながら、それは一部のワインに限られ、またこの数年のコロナ禍による渡航制限により、その存在は薄れつつありました。
しかし2023年は、香港マーケットにおいて日本ワインが盛り上がる最初の第一歩の年になります!
今週の香港和酒アワードを皮切りに、これから香港マーケットにしっかりと発信していきます。
そして、香港から日本へお越しになる人々が、日本のレストランで日本ワインを飲んだり、日本のワイナリーへ訪問したりするなど、インバウンドにつながるアクションも並行して行います。
『日本ワインを世界へ発信!』
香港から始まる日本ワインのアジアツアーを、日本のみなさまもぜひ応援してください!
NORIZO
★ 映画監督★日本ワイン.jp ディレクター★
日本ワインを世界へ発信するドキュメンタリー映画 “Vin Japonais(ヴァン・ジャポネ)“
監督・撮影・編集。2022年11月25日 公開。
日本のチーズの今を知るドキュメンタリー映画 “Fromage Japonais(フロマージュ・ジャポネ)“
監督・撮影・編集。2024年4月12日公開
日本ワインだけでなく、その周辺情報について現地取材やインタビュー動画を通じて、様々な角度から独自の視点でみなさまにお届けします!