香港の飲食業界関係者が集まる大展示会「RESTAURANT&BAR HONG KONG2023」。
香港最大のコンベンションセンターである、香港コンベンション・アンド・エキシビジョン・センター(Hong Kong Convention and Exhibition Centre)にて、9月5日ー7日の3日間開催されました。

200を超えるブースには、各国の魅力的な食材、アルコール、飲料、その他様々な中間財、生産財が集まり、業界関係者の情報交換が行われました。
今年の来場者数は、3日間トータルで9,161人という大盛況で幕を閉じました。

香港でも大注目!日本ワインブースの様子

日本ワイン.jpでは、香港のパートナー「The Time Sommelier」とともに、日本ワインをPRするブースを出展しました。
ブースには、連日250-300人のお客様が立ち寄りました。
ミシュラン星付きのレストランやホテル、ワイン関係者たちからは、日本ワインについての知識が伺えるような質問も多く、現地での関心の高さを感じる3日間でした。

「マスカット・ベーリーAを飲んでみたい」「北海道のワインはある?」「そこは台風が多いのでは?」など、様々な質問に対し、スタッフは用意した日本地図のパネルを使用しながら日本ワインの説明を行ないました。

Reeze Choi×Kenneth Lee×NORIZOによる日本ワインセミナーが大人気!

展示会3日目には、第17回A.S.I世界最優秀ソムリエコンクール フランス パリ大会にて第三位のReeze Choi、香港和酒アワード主催も行っているThe Time SommelierのKenneth Lee、そして日本ワインのドキュメンタリー映画「ヴァン・ジャポネ」の監督であり、本メディア編集長NORIZOの三人による日本ワインセミナーも開催されました。

日本ワインをよく知るこの三人によるセミナーは、事前予約ですでに満席、開始時間にはキャンセル待ちの列ができ、場外からの立ち見ができるほどの人気ぶりでした。

セミナーでは、北海道のピノ・ノワール、長野県のメルロー、山梨県の甲州などを中心に説明が行われましたが、Reeze氏は、それら以外の広島県や九州の宮崎県など雨が多い産地においても注目のワイナリーが増えていること、そういった気候に耐性のある品種など、日本ワインについて丁寧に説明されました。

Kenneth氏は「今はクオリティが上がり美味しくなっているので、日本ワインを飲む人にとっては非常にエキサイティングな時期である。」と語り、それぞれのワインに特徴があり、情熱を持った造り手達の存在をアピールしました。

NORIZO氏による「様々な品種による多種多様なワインこそが、日本ワインの特徴」との説明には、他のものも試してみたい!という興味をそそるものであり、セミナー後には、参加者や立ち見の方々がそのまま日本ワインブースへと移動され、活況となりました。

香港和酒アワードの審査結果発表&表彰式

2日目には「香港和酒アワード」の審査結果の発表と表彰式が行われました。
日本酒部門と日本ワイン部門に分かれ、最優秀賞である「プラチナ賞」の記念トロフィーが授与される式典です。

日本ワイン部門では、香港現地に来場できないワイナリーに代わるスペシャルゲストが登場。
世界的に有名な「和楽器バンド」の三味線奏者の「蜷川べに」さんが、香港での日本ワインの躍進などについてスピーチし、会場を盛り上げました。偶然会場に居合わせたファンは大喜びの一幕となりました。

香港和酒アワードの詳しい内容については、こちらの記事をご覧ください。

RBHK2024は「レストラン・バー・カフェ香港」に

大盛況の展示会でしたが、来年はレストラン・バーにカフェが加わり、RBHK2024 「RESTAURANT&BAR&CAFFE HONG KONG2024」とさらに拡大して、9月3日ー5日で開催予定。
進化する香港マーケットから、目が離せませんね。
日本ワインが、香港でのより多くの場において大事に楽しまれる日も、すぐそこに来ています!!