4月15日から17日まで東京ビッグサイトにて開催されていたProWine Tokyo2026。
FABEX東京2026 との合同開催で3日目の来場者数は19,647名、会期3日間のトータル来場者数はなんと57,056名に上り、大盛況で幕を閉じました。

ProWine Tokyoとは、日本における最も大きなワイン展示会のひとつであり、今年は、23カ国からおよそ190社が出展しました。
ワイン関連アクセサリー,輸入・流通サービス,教育・メディア系など、多くの関係者の新たな出会いや情報収集や情報交換の場となっています。

その初日には、Star Wine List of the Year Japan 2026の表彰式が行われました。

Star Wine Listとは

Star Wine List とは、優れたワインリストを持つレストランやバー”を世界中で紹介・評価するガイド&プラットフォーム。ワイン版のミシュランと表現するとイメージしていただきやすいかもしれません

世界45ヵ国以上で展開されており、メインの14~18都市にて毎年アワードツアーが行われています。
スェーデンのKrister Bengtsson氏が運営しています。

利用者は、Star Wine List HPやアプリにて、素晴らしいワインリストのあるレストランを検索することができます。そのため、ツーリストたちは、旅先で美味しいワインに出会うためのガイドブックのように使用しているようです。

日本にも掲載されているレストランはいくつも存在しますし、Star Wine List of the Year Japan 受賞レストランにお話を伺うと、やはり「Star Wine Listを見て来店した」という外国人のお客様も多くいらっしゃるそうです。

 

日本ワイン部門があるのはStar Wine List of the Year Japan 2026 in Tokyoのみ!

昨年に引き続き、日本ワイン部門は株式会社CruXがスポンサーを務めました。
代表の有本有観がスピーチを行い、ゴールド受賞者には日本ワインの店クラフトワインショップからの副賞が授与されました。

その他、アワードでは日本ワイン部門含め、13カテゴリーでのゴールドが発表されました。ゴールド受賞者はもちろん、ファイナリストのレストランが公式サイトに掲載されています。

さすが、ファイナリストに残ったレベルのワインリストはどれもワイン愛好家をワクワクさせる驚きの内容です。ぜひチェックしてみることをお勧めします。

日本ワイン部門最高賞は長野県「La Vigne Dining Fûdo 」

気になる日本ワイン部門の最高賞は、長野県白馬にある「La Vigne Dining Fûdo 」!おめでとうございます。

La Vigne Dining Fûdo のワインリストに対する審査員によるコメントは下記のとおり。
「サステナビリティが真に体験全体を形づくっている店舗。地元食材を重視した料理から、地元ワインに強くフォーカスした丁寧に構成されたドリンクプログラムに至るまで、その姿勢が一貫して表れています。」– Mikk Parre氏

Hiroyuki Yoshida, of La Vigne Dining Fûdo

東京のミシュラン星付きフレンチレストラン「NéMo」は、今年「ベスト・ロングリスト」「ベスト・バイ・ザ・グラス・リスト」「ベスト・スパークリングワインリスト」の3部門でゴールドスターを獲得しました。

NéMo’s Yuito Terashima

世界のトップソムリエたちによる審査

何をもっての優劣か、審査基準については本アワードに限らず、コンテストと呼ばれるものすべてにおいて、最も気になるポイントでしょう。

2019年に日本最年少でマスター・ソムリエとなった高松亨氏が昨年に続き2年連続で審査員を務めました。
審査員にはそのほか、マスター・オブ・ワインのリチャード・ヘミング氏(JancisRobinson.comアジア・クリエイティブ責任者)、ソムリエのミック・パレ氏(エストニアおよびバルト三国最優秀ソムリエを複数回受賞、ASIヨーロッパ・アフリカ・中東最優秀ソムリエ)、そしてパス・レヴィンソン氏(アルゼンチン最優秀ソムリエを複数回受賞、2015年ASIアメリカ大陸最優秀ソムリエ)が名を連ねました。 

審査では、単に高級ワインや希少なものを並べればよいというわけではなく、新しい発見があるか、地域性や生産者の理解が反映されているか、VTの厚みはあるかなどの質の深さ。価格帯の幅やワインのスタイル、グラスの充実度などのバランスや構成力、お店のコンセプトやストーリー性があるか、そして“見やすさ”“使いやすさ”などの点も評価されます。

審査終了後、パレ氏は次のようにコメントしています。
「日本のワインおよび飲料シーンは非常に多様性に富んでおり、ワインリストには真のグローバルな広がりと規模が表れています。特に印象的だったのは、熟成ヴィンテージを含む世界水準のフランスワインの充実したラインナップと、それに加えて、地元日本の生産者への関心が力強く高まっている点です。このような卓越性は、ソムリエやワインのプロフェッショナルたちの活気ある文化によって支えられており、その献身と知識は、丁寧に構成されたワインリストの随所に表れています。」

さいごに

優れたワインリストの作成には、審査基準で上述したとおり、様々な観点での思慮や日々の努力が必要なことであり、こうした仕事の成果に光が当たる機会は非常に貴重でしょう。

ソムリエやレストランのみなさま、来年はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

また、ワイン愛好家のみなさまは国内外素晴らしいワインリストを持つレストランの検索にぜひご利用になってみてください。
きっと素敵な美食体験のサポートをしてくれることでしょう。