茨城県牛久市にあるワイナリー、ワイン愛好家ならご存じの方も多いかもしれません。
この牛久シャトーは、実は日本ではじめてのフランス式大規模ワイン醸造場として知られており、そのはじまりのストーリーは山梨県甲州市とともに日本遺産に認定されています。
そして、当時の趣を残す建物は、国指定重要文化財に指定されている大変貴重なワイナリーです。
煉瓦造りの建物は、東京駅の建築を手掛けた辰野金吾の門下生、岡田時太郎の設計です。たしかに、どことなく東京駅と似た佇まいですね。
さて、その牛久シャトーにて、ワイン造りを学ぶアカデミーが、7月11日に開講します!
昨年大好評だった本アカデミー、第二期目はどのような内容でしょうか、詳細を見ていきましょう。

魅力的なカリキュラムと講師陣
最も注目すべきは、カリキュラム構成とそれらを担当する講師陣の顔ぶれでしょう。
”ワイン造り”とひとことで言っても、種からはじまり、遺伝子、品種、苗木、土壌、栽培、そして収穫後の製造においても、亜硫酸や酵母のこと、ろ過のパターン、瓶詰め、販売までも考えると、学ぶべき知るべきことは非常に多いです。
このアカデミーでは、専属の講師が全てを教えるのではなく、それぞれの講義、各分野の専門家を講師に迎えているのは大きな特徴です。
全体を監修するのは、いばらき大使である安蔵光弘氏。
全23回に及ぶアカデミーは、安蔵氏による「ワイン概論/ワインづくりの考え方」からスタートし、そこからそれぞれの専門家によるリレー式で、来年3月の修了式まで続きます。
講義は、座学と実習の両方の機会が設けられ、まずは座学で知識を得て、さらに実際に畑や醸造所にて実習を行うことで、理解を深めていく仕組みです。実習では自分たちでワインを造りますので、修了とともにつくったワインを手にすることができるのも魅力的です。
ワイン造り×歴史・文化×ビジネスを実践的に学ぶ
そして、ワイン造りの後に待っているのは”売ること”。せっかく美味しいワインを造っても、その後商売をしていかないとワイナリーとして成立しません。
ワイン業界での商流やマーケティングについても知り、戦略を練ることは重要です。そして、ワイナリーをはじめることを検討している人には、起業のための知識も必要でしょう。
このアカデミーでは、販売やマーケティングについても、経営のプロからの指導が受けられます。
酒業界での経営再建やマーケティングのプロとして著名な村田哲太郎氏による講座は、現在すでにワイナリーを経営している人たちも必見の内容でしょう。
そのため、ワイン造りをしてみたい人、ワイナリーで働きたい人、ワインの知識を深めたい人以外にも、すでにワイナリーを経営しているが、販売やマーケティングの知識を得たい、ワイナリーの経営を考えている、そしてワイン仲間をつくりたい!という方々にとっては、非常に有意義なアカデミーです。

アカデミーの概要
会場:牛久シャトー (茨城県牛久市中央3-20-1)
開講日:2026年7月11日
修了日:2027年3月6日
開催日:概ね2回/月 土曜日もしくは日曜日 全23講座
開催時間:12:00~16:00(11:00開場)※9月の収穫日のみ9時から開始となります。
受講料:対面での受講 :100,000円(オリジナルワイン1本付)
牛久市民割引 :80,000円 (オリジナルワインは有料で購入可能)
オンラインのみ:30,000円(オリジナルワイン1本付)※講義資料の提供および座学講座をZoom等で録画した動画のみ配信となります(実習やプレゼンは含みません)
主 催:ワイン文化日本遺産協議会
協 力:オエノンホールディングス(株)、牛久シャトー(株)、(株)Vino Como
第一期卒業生の声
卒業生2名のコメントをご紹介いたしましょう。
日本ワイン業界のトップランナーの方々から直接話を聞ける貴重な機会でした。
実際にワインをテイスティングしながら学ぶ体験型の授業も多く、産地や造り手の考え方の違いもよく理解できました。私自身ワインを造っていますが、それでも多くの発見があり、受講生同士の交流からも多くの刺激を受けました。
日本ワインはいま、造り手の数も増え、これから必ず淘汰の時代に入ると思います。
このアカデミーでは日本ワインを体系的に学びながら、毎回講師陣のパーソナリティーにも触れることができ、積極的に質問ができます。
文化・土地・歴史そのものであり、人を繋げる魅力を持った「ワイン」というコミュニケーションツールを学ぶためのアカデミーとしては、他にない充実した講義内容だと思います。
ワインを文化や地域の視点から考える楽しさがあり、ワインを深く知りたい方にはもちろん、現役のワイナリー従事者の方にもぜひ参加してほしい講座だと思います。

有限会社 追分屋旅館
ドメーヌ・ド・ユノハラ
栽培・醸造責任者 吉田健人さん
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この講座の最大の魅力は、豪華な講師陣と、その経験に裏打ちされた密度の高い講義にあります。
単なる知識の習得に留まらず、先生方が自らの体験を交えて細やかにレクチャーしてくださるため、教科書上の文字情報が実習を通して「生きた体験」へと昇華されていく過程は、他では味わえない得難い経験でした。
また、講義以外の時間も宝物です。懇親会では、講師の方々の日常の奮闘やワイン造りへの熱い想いを直接伺うことができ、日本ワインを応援したいという気持ちがより一層強くなりました。
共に学んだ受講生のみなさんとも、同じ志を持つ仲間として繋がることができました。修了後も情報交換や交流を続けていきたいと思える素晴らしいコミュニティに出会えたことも、この講座の大きな収穫です。
ワインをもっと深く知りたい!日本ワイン推し!というすべての方に、自信を持っておすすめします。

ProWine Tokyo主催
富田那渚さん
日本遺産日本ワイン140年史ワインアカデミー詳細や申し込みはこちら
定員は16名。人数を超える応募の場合は抽選となるそうです。
東京駅からおよそ1時間の好アクセスの牛久シャトーにて、7月11日から、ワイン造りの学びをはじめてみませんか。
日本遺産日本ワイン140年史ワインアカデミー公式
https://japan-wine-culture.jp/event/detail/56/
アカデミー申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvMdEHYRqSHfp7QLDhUN2ji7w6R-ik3Tjc49Kts7h91hOADQ/viewform



磯部 美由紀
日本ワイン.jp 編集長
J.S.A認定 ワインエキスパート / C.P.A認定 チーズプロフェッショナル
映画 フロマージュ・ジャポネ 制作実行委員会 事務局長
https://nihoncheese.jp
ワイン記事監修実績:すてきテラス
Picky’s こだわり楽しむ、もの選び〔ピッキーズ〕
