「どのようなワインがお好きですか?」

ソムリエさんにレストランでこのように聞かれた時、あなたいつもどのようにこたえていますか。

「フルーティーな白ワイン」「しっかりと重めな赤ワイン」
こんなワードをよく耳にします。

爽やかさだったり、フルーティさだったり、渋みだったり
ワインの味わいや香り。
さて、何が一番左右しているのでしょうか、、、

答えは「品種」です!!

品種とは、ぶどうの種類を指します。
身近に言うならば、巨峰、マスカット、デラウェアなど
(分かりやすくいちごに例えるならば、とちおとめ、あまおう、紅ほっぺ )

ワイン用のぶどうには何百もの種類があるのです。その他にも「産地」「作り手」など、ワインの味わい要素はたくさんあるのですが
お料理に使う材料のように、ぶどうの品種がワインの味わいを決める第一要素。

これからワインをもっと知りたい方へ
「文字だけを並べてもなーんか退屈」
そんな声が聞こえてきそうなので、、、
今回は赤白3大品種の個性を分かりやすくイケメン俳優で例えさせて頂きます!
(あくまで私の主観です)

 

赤ワイン編

①カベルネ・ソーヴィニオン

色調 とても濃い
香りの特徴 ブラックベリー、プラムなどの黒系フルーツ、スパイス、
味わいの特徴 しっかりとした渋みを感じられる重めのフルボディー

重めの赤ワインが好きな方、レストランで飲んでいるワインはいつもカベルネソーヴィニオンかも?
こちらの品種はフランスのボルドー地方が原産地で現在ではアメリカ、チリ、日本など世界中で作られています。

とにかく強い!!この強さに守られたいような品種
俳優さんで表すならばずばり、、、阿部寛さん

映画テルマエ・ロマエでは日本人離れしたお顔立ちと肉体美でローマ人を熱演され話題になりましたね。カベルネソーヴィニオンはまさに強さで包んでくれるルシウスのような品種です。

②メルロー

色調 濃い
香りの特徴 ブルーベリー、ブラックベリー、チョコレート
味わいの特徴 まろやかな口当たりにとタンニンを感じられるフルボディー

こちらもカベルネソーヴィニオンと同じく、フランスのボルドー地方が原産地
ワインの歴史が深いフランス。赤ワイン用ぶどうとして一番生産量が多いのはこちらのメルローなんですって。
カベルネソーヴィニオンと似ていてフルボディのワインが作られますが、メルローは口当たりのまろやかさが特徴的。
最近では日本でも、特に長野県で多く作られています。

強さだけではなく優しさも兼ね備えているこちら品種
俳優さんで表すならば、、、ずばり小栗旬さん

ご想像ついた方もいるかもしれません。そう!花より団子の王子、花沢類。いつも優しくそばにいてくれて、いざというときに強さで守ってくれる。

そんな人がいたらいいなぁ(切実)

③ピノノワール

色調 淡いorやや濃い
香りの特徴 ラズベリー、イチゴ、赤いベリーフルーツ、お花
味わいの特徴 渋みが少なく穏やかな酸味を感じるミディアムボディー

しっかりとした赤ワインよりも、穏やかな赤ワインが好きな方はピノノワールがおすすめこちらはフランスブルゴーニュ地方の代表的な品種で世界一高価と言われているワイン「ロマネコンティ」はピノノワールで作られています。
最近ではアメリカのカルフォルニア、ニュージーランドで多く作られていますね。
日本では生産が難しいとされてきましたが、最近では北海道で作っている生産者が多く、日本のピノノワールは世界的にも注目されています。

穏やかで華やか。そして酸味もあるところはツンデレさも感じるこちらの品種
俳優さんで表すならば、、、ずばり千葉雄大さん

優しそうで可愛いらしい雰囲気と小悪魔的なオーラを兼ね揃える、まさにピノノワールのよう。

 

白ワイン編

①シャルドネ

色調 淡い〜濃い
香りの特徴 寒い地域は青リンゴやライム 暖かい地域はパイナップルやマンゴー
味わいの特徴 キリっと楽しめるものから、豊潤で濃厚なもまで ミディアム〜フルボディ

こちらの品種を一言で表すならば、「あなた色に染まります」
上の特徴を書くときにとても迷いました。なぜなら、地域や作り方によって味わいが全然違ってくるから。
レストランで最近見かけるのはしっかりとした味わいのシャルドネが多いです。例えば、カルフォルニア産、チリ産など暖かい気候のもと作られたものをよく目にします。おそらく、しっかりとしたボリューム感を出せる品種はシャルドネだけだからでしょう。
白ワイン好きの方は「どこの」シャルドネが好き、と分かっているとレストランで注文しやすいです。

俳優さんで表すならば、、、ずばり綾野剛さん
優しいコウノトリ先生から任侠ものまで、幅ひろい役を演じられている綾野さん。七変化、自由自在の才能はまさにシャルドネのよう

②ソーヴィニオン・ブラン
色調 淡い
香り ライム、グレープフルーツ、ハーブ、薬草
味わい キリッとした酸味にグレープフルーツのような爽やかなライト〜ミディアムボディ

さっぱりとしたこちらの品種は主にフランスのロワール地方で作られています。
柑橘系のフルーツとハーブのような香りが特徴的で、爽やかに楽しみたいならこのワイン最近では暖かい地域ニュージーランドで作られるソーヴィニオン・ブランが世界で注目されているんですって。
上の赤ワイン用品種のカベルネ・ソーヴィニオンと名前が似ているのでお間違えのないように。(名前が似ているのは、遺伝学的な関係があるから。「いとこ」のような関係)

俳優さんで表すならば、、、ずばり竹内涼真さん
「爽やか」の代表的俳優さん。洗剤のCMにも出演されていていい香りがしそうですよね。

③甲州

色調 とても淡い〜淡い
香りの特徴 ライム、青リンゴ、吟醸香
味わいの特徴 フレッシュで爽やか、繊細さを感じられる ライトボディ

日本の代表的な品種「甲州」。1300年の歴史があり山梨県を中心に作られています。
ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録され世界的に注目を集めるなか、和食に合う日本酒と一緒に「日本ワイン」も注目されています。なかでも、甲州の繊細さは和食との相性ばっちり。最近ではお寿司屋さんで見かけることが多くなりました。
「白ワインはどのワインを飲めばいいの?」
これからワインをはじめたい方に質問された時は、飲みやすさ、そして食卓のお料理と相性が良いので私は甲州をオススメしています。

俳優さんに例えるならば、、、吉沢亮さん
朝ドラの繊細な役のイメージ、そして来年の大河ドラマの主役を務められる吉沢さん。和のイメージにぴったりではないでしょうか。

 

最後に

ここまで読んで頂きありがとうございます♡
分かりやすかった、、、でしょうか?あくまで私の主観ですのでご参考程度に。

最近では日本のオリジナル品種のワインのみならず、世界のワイン品種が日本ワインとして作られています。日本人が作るワインは繊細さがあり品質がよく、まさに「メイドインジャパン」の精神が受け継がれています。
日本ワイン、そして世界のワインを飲み比べてみるのもとても楽しいです。

あなたの思い浮かぶ俳優さんがいましたら是非教えて下さいね♡